■ 第44回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会

クリスマスボウル勝利ならず準優勝

Ritsumeikan Uji"Panthers" lost to Waseda "Bears" in the Christmas bowl.

2013年12月23日東京の味の素スタジアムにて高校アメリカンフットボールの頂点を決めるクリスマスボウルが開催された。立命館宇治高校パンサーズは、12−17で敗れ、準優勝となった。立命館宇治高校パンサーズがこのクリスマスボウルに出場するのは4年ぶり2度目。対戦するは、関東代表の早稲田高等学院ベアーズ。毎年夏に定期戦を行い交流しているチーム同士の対決である。

Team 1Q 2Q 3Q 4Q Total
立命館宇治高校 Panthers
0
0
6
6
12
早稲田高等学院 Bears
0
14
3
0
17

試合は第1Q、早稲田のオフェンスがファーストダウンを更新し、立命館宇治陣地に迫る。一方立命館宇治オフェンスがランプレーを封じられ、苦しい展開。早大に自陣深くに攻め込まれ、第2Q序盤に早稲田にタッチダウンを奪われ0−7と先制されると、中盤にファンブルから自陣8ヤードからのディフェンスが耐えきれず、0−14と引き離される。その後、パスを効率よく展開し、敵陣8yまで進みタッチダウンを狙うも失敗。前半を終える。

後半に入ると、勢いを盛り返した立命館宇治が早大のファンブルを押さえ、敵陣21yからのオフェンス。パスでタッチダウンを獲得し6−14と追撃。しかし、早大も3Q中盤に46yのフィールドゴールを得て3点を追加、6−17となおも厳しい状況。その後、立命館宇治はオフェンスで苦しむ。インターセプトやファンブルなどがありながらも、ディフェンスがよく、早稲田のオフェンスをどんどん押し返す好プレーが続出。4Qの残り時間少なくなり2分を切ったタイミングから、立命館宇治のパスでオフェンスが息を吹き返し、残り30秒でタッチダウン成功。12−17と5点差に迫る。オンサイドキックを狙い、逆転を諮るも早大にボールを押さえられ、時間を消費されて試合終了。

敢闘賞は立命館宇治の西山雄斗。

この日の応援は、過去最大規模。ブラスバンドとチアリーダーのバス3台を含む、合計8台の生徒応援バス。生徒だけでも300人規模。加えて保護者、卒業生、先生方が加わり、遠く東京の地でありながら、ホームでの試合のように感じ、本当に力強い思いでした。皆さんからいただいたご寄付も目標を達成。選手たちはこの日のために誂えた名前入りのユニフォームで戦う事ができました。本当にありがとうございました。立命館宇治の誕生と同時に高校チームができて18年。大学附属高校の誇りを持って、早稲田と戦えるところまでようやく来る事ができました。あのスタジアムで世代や年齢を超えた立命館人が学園歌を歌うことには意味があります。「日本一」は未だ到達せぬ「頂」ですが、選手たちは、あと少しでそこに至るということを実感しています。これからもみなさまの熱い声援をよろしくお願いいたします。


↑応援に駆けつけてくれた卒業生

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