■第66回甲子園ボウル(中学招待試合)関西地区決勝

高槻中学に敗れ準優勝

2011年11月23日(水)第66回甲子園ボウル(中学招待試合)関西地区決勝において、立命館宇治中学校パンサーズは高槻中学と対戦し、18対34で敗れ、昨年に引き続き2度目の準優勝。念願の優勝は叶いませんでした。

Team 1Q 2Q 3Q 4Q Total
立命館宇治中学
9
3
6
0
18
高槻中学
0
6
16
12
34

試合は立ち上がりから立命館宇治が好プレーにより先制タッチダウンを奪い、さらに高槻中学のオフェンスを封じて敵陣奥深くへ攻め込みフィールドゴールを決めて9-0でリード。第2Qに高槻が6点を追い上げるも、終了間際にフィールドゴールで3点を獲得して前半を12-6で折り返します。しかし第3Qに高槻中学のランプレーを止められずタッチダウンを奪われた後、セフティで2点、さらにタッチダウンと崩れ12-21へ逆転を許します。それでも第3Q終了間際にタッチダウンを獲得して18-22と4点差に詰め寄るものの第4Qに相手のオフェンスを止めきれず18-34で試合を終えました。

三年生の君たちへ 〜 何度でも挑戦できる

試合は結果としては負けてしまったが、観戦を通して「喜び」、「驚き」そして「悔しさ」を君たちが感じたの何分の一かを一緒に感じた。アウェイの観客席で見ていた人のほとんどが同じだったと思う。そしてこれまでの何試合かを君たちに寄り添うように見ていた人たちは君たち自身の「成長」をも感じたと思う。そういう歩みだった。君たちを誇りに思う。

相手の方が強くて大きくて、結果を突きつけられても、君たちは卑屈にならずに自分たちのできることを工夫しながら取り組んできた。ディフェンスで辛抱してオフェンスは繋ぐ。アメフトの面白さをそのまま形にしたようなチームに君たちは成長した。高槻には今年三度負けたが、それぞれの敗北には異なる意味がある。意味は誰かが定義するのではなく、その当事者が定義する。君たちのその大きな壁は立ちふさがる一方で、君たちにとっては目標でもあった。(目標となってくれたライバルに感謝しよう。)敗北は目標を生み、目標は挑戦へ、挑戦が成長へとつながる。君たちは敗北から立派に意味を見つけていた。中学三年生にとって、タッチフットボールの最後の大会だったが今日のこの「敗北」にもきっと意味がある。その意味を探そう。命つづくかぎり何度でも挑戦できる。そして挑戦するからこそ君たちは成長できる。

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