試合は立命館宇治のリターンから開始。パスプレーを多用しながら第一シリーズの更新を続けタッチダウン。7-0とリード。
返す啓明のオフェンスを仕留め、再び立命館宇治のオフェンス。パスでゲインを重ねて最後はランプレーでディフェンスをかい潜りTD。14-0。
ここから啓明の反撃が始まる。啓明オフェンスはパスが通り始め、ゴール前まで攻め込まれる。かろうじてキックに抑えて、14-3。
パンサーズオフェンスはセインツのディフェンスに阻まれパント。啓明はここからパスプレーを次々と成功させTD。14-10。
前半の残り時間が少ないなか、立命館宇治オフェンスはパスでゴール前まで進み、残り2秒でキックを成功させ、17-10でハーフタイム。
ワンポゼッション差。
後半になっても啓明の攻撃から試合は再開。パスの正確さは変わらず、ゴール前までどんどん進まれる。あわやタッチダウンかと思われたパスプレーに
立命館宇治のディフェンスバックが反応し、インターセプト。ボールをフィールド中央まで戻してオフェンス。
しかし啓明ディフェンスも必死。後半も半ばになると両チームとも足をつる選手が相当数。ゲームの熾烈さを物語る。
第4Qにパンサーズがゴール前まで進むも、フィールドゴール失敗。
勢いづく啓明オフェンスは、時間とも戦いながら、パスを通す。あっという間にゴール前。とうとうTDを奪われる。17-16。
この試合の勝負を分けたのはこのあとのトライフォーポイント。
啓明はプレーを選択し2点を得る逆転を狙う。残り時間は30秒。得点を奪われれば、再逆転の可能性は極小。
審判のレディフォープレのサインが出され、啓明QBがコール。プレーは左サイドのパス。ゴールエリア内でボールに向かう立命館宇治の選手が啓明の選手に接触。
立命館宇治のパスインターフェアが宣告される。ゴール前1.5Yから再び啓明のトライフォープレー。両チームタイムアウトを使い対応を指示。
啓明はラインを集中させ中央突破を図る。立命館宇治のラインもそうはさせじと集まる。外から割って入った立命館宇治のディフェンスラインが
啓明のボールキャリアを捕まえ減速。ラインの密集はゴール前2Yで潰れるが、立命館宇治のディフェンスバックが、ボールキャリアを押さえ込み、プレーは不成功。
一点差を守り切った。
その後啓明はオンサイドキックで再びオフェンス権利の取得を狙うが、蹴られたボールを立命館宇治の選手が掴んでそのままタッチダウン。23-16。
逆に立命館宇治のキックは啓明の選手に当たって跳ね返り、そのボールを立命館宇治が押さえて、立命館宇治のオフェンス。
ニーダウンで残り20秒を使い果たし、勝利を確定した。見掛け上結果は7点差となっているが、実態はどちらが勝っていてもおかしくない名勝負であった。