■第39回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会

関西学院に勝利!全国ベスト4

Team 1Q 2Q 3Q 4Q Total
立命館宇治高等学校 0 0 7 16 23
関西学院高等部 0 10 0 10 20

2008年11月09日(日)王子スタジアムにて第39回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会2回戦が行われ、立命館宇治パンサーズは関西学院高等部ファイターズと対戦。接戦の末、23対20で勝利をおさめました。ファイターズとの公式戦では初めての勝利です。

試合は第1Q関学の攻撃を止められない立命館宇治ディフェンスがいきなりゴール前1yrdまで押されますが、そこで辛うじてシャットアウト。しかし、オフェンスが続かず、第2Qのこり7分57秒で関学にゴールラインを割られてしまい、0-7と先制されます。その後も2Qの終盤で関学にFGを決められ、0-10と離されるはめに。2Qの最後はパスでつなぎゴール前まで進み、FGを狙いますが、相手にブロックされてしまい失敗。0-10とリードされたまま折り返します。

後半に入り、キックリターンから攻撃に移った立命館宇治は3Q早々にゴールエリアに走り込んだレシーバにパスを決めてタッチダウンを獲得。7-10と詰め寄ります。その後の関学の攻撃をディフェンス陣が食い止め、オフェンスがそれに乗じて、パスを中心とした攻撃を決めさらに6点を追加。13-10と逆転に成功。関学は続くキックオフリターンでビックプレーを見せ、あっという間にゴール前になだれ込み、4Q残り7分55秒でFGを決めて、13-13と並びます。試合は振り出しに。立命館宇治オフェンスはパスを中心にプレーを出し、4Q残り5分38秒でFGを決めて、16-13と再び、引き離します。キックオフ後の関学の攻撃となりますが、ファンブルにより立命館宇治が敵陣内の好位置からの攻撃となり、残り2分51秒に追加点をあげ23-13と更に離します。その後の関学の攻撃を止められず、残り1分40秒にタッチダウンを奪われ、23-20。関学のオンサイドキックを立命館宇治がキャッチ。立命館宇治はラン中心の攻撃でファーストダウンを獲得しながら時間を消化。23-20で試合を決めました。

関西学院ファイターズは中高大の一体とした組織を持つ素晴らしいチームで、我々のチーム作りのお手本のような存在です。1999年に我々のチームが初めて関西大会に出場したときには、関西学院と初めて対戦し0-28で完敗。いつか、このチームに追いつき追い越すということを目標にしてきました。その後、2003年には全国大会の準決勝、昨年2007年の関西大会では決勝戦で対戦、いずれも競り合いの末、僅差で負け、超えられない壁となっていました。今日はじめて、その壁を乗り越え勝利したことに、このチームの大きな成長を見る思いです。

特に、今年の高校パンサーズは春の京都府大会で同志社国際に敗れ、関西大会に出場できなかったという経緯もあり、自分たちは「弱いチーム」だという自己確認から出発せざるをえない状況でした。「弱いからどうせ負ける。」という発想に陥りやすいところを、「弱いからこそ成長できる。」と切り替え、「秋はリベンジ・ロード」を合い言葉にやってきたチームが、いよいよ関西決勝です。

次は11月16日11時00分、長居球技場にて大阪産業大学附属高校と全国大会準決勝。

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