試合は啓明学院のリターンから始まった。啓明学院の強力なオフェンスは1stDownを繰り返しフィールド中央へ進出。ようやくパントに持ち込み、そこを立命館宇治のディフェンスが値千金のパントブロックを成功。これにより前半はフィールドポジションを有利にゲームを進めることができた。立命館宇治のオフェンスはなかなかゴール前まで近づくことも許されないが、パントで敵陣ゴール1yardで止めるという職人技を見せ、啓明学院オフェンスは自陣ゴール内でのプレーに苦境に立たされ、立命館宇治は有利なフォールドポジションであったが、得点には結びつかず、双方無得点で前半を折り返した。
後半は立命館宇治のオフェンスから始まる。ランプレーを中心に組み立て、要所でパスで大きく前進し、フィールド中央まで進むと、そこから一気にQBがランプレーでゴールまで走りきり、7点を先取。ゲームが動いた。その後の啓明の猛攻は凄まじく、ランプレーでずるずる進まれる。第4Qには自陣ゴール前10Yまで進まれるが、立命館宇治ディフェンスがQBサックを炸裂させ、TDは防ぐも、フォールドゴールを決められ、7-3。この時点で第4Qのこり7分。時間との戦い。啓明にタッチダウンを奪われると逆転負け。立命館宇治はもう1本TDを取り逃げ切りたい。立命館オフェンスはパスを投じるがインターセプトを喫する。勢いづく啓明陣。啓明は残り時間を気にしながらランで進み、パスを投じる。それを立命館宇治DBがインターセプト。試合の流れを大きく引き寄せる。残り3分弱。立命館宇治としてはしっかり時間を費やし、勝利を引き寄せたい。ランプレーで進み1stDownを獲得。あとはニーダウンで勝利を確定した。