● 2006年度 関西大会準決勝

アメリカンフットボール関西大会

立命館宇治 接戦で関西大倉に敗れる

 2006年6月11日(日)13時半、王子スタジアムにて関西大会準決勝、立命館宇治(京都府代表) 対 関西大倉(大阪府代表)の試合が行われ、立命館宇治が17対20の僅差で敗れました。

Team
1Q
2Q
3Q
4Q
Total
立命館宇治
0
3
7
7
17
関西大倉
0
6
7
7
20

試合は前半は押しつ押されつの状態がつづき、緊迫した状態。第2Qに関西大倉が先制6点を上げるや、立命館宇治の攻撃もフィールドゴールで3点を返します。第3クォータでは関西大倉がまたもやタッチダウンを奪い3対13に引き離したところ、またしても立命宇治が食い下がりを見せ、10対13に詰め寄ります。ここで第4クォータのこり2分40秒で立命宇治が逆転のタッチダウンを決め17対13。勝負が決まったかのように思われましたが、関西大倉の猛攻が功を奏し、終了間際にタッチダウンの逆転17対20。接戦の末敗れました。

最後の写真はいつもは試合結果を記録するために最終のものにしていたが、今回はあえて立命館宇治が逆転に成功した瞬間の得点板を採用した。

この得点板を見たときに、明らかに何かが入れ替わったのだ。パンサーズは残り2分40秒で逆転したのに敗れた。得点0−0の状態は一旦破れると勝利の振り子は左右に大きく揺れる。追いかける側と追いかけられる側では明らかに心の動きが違うからだ。追う側はある程度のリスクも覚悟して追いかけるし、追われる側は着実に勝利をものにしようとする。それが入れ替わった瞬間に地力が出る。追うものが追われるものに入れ替わっただけなのに、一瞬、心に隙間ができる。それまで保たれていた力の均衡を壊す。パンサーズにとってこの経験は初めてではない。春の関西大会初優勝した2001年秋の全国大会二回戦、箕面高校に接戦で破れたときも同じ空気が流れていた。ゲームには勝者と敗者はつきもの。負けたからといって全否定をする必要は無い。「チャレンジする」ことを徹底してパンサーズの精神とするための方法を考えよう。

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