前日が豪雨だったとは思えない晴天。立命館宇治がキックしたボールで試合が始まった。
大産大附属の攻撃は、ランプレーを軸にファーストダウンは獲得するも、立命館宇治のディフェンスが前進を阻み、パント。
立命館宇治のオフェンスのファーストシリーズは、リズム悪く、ファーストダウンも獲得できず、パント。
双方、オフェンスの調子がでないままに、パントでしのぎ、1Qが終了。
第2Qに入ると、立命館宇治のオフェンスが、ランプレーで前進を始める。
左右に揺さぶり、最後は左のオープンを駆け抜けタッチダウンの先制点をあげる。7-0。
その後、立命館宇治ディフェンスは、相手のファンブルしたボールをリカバーして攻撃権を奪うが、
直後、パンサーズの投じたパスをインターセプトされ、目まぐるしく試合が動く。
残り時間が2分ほどになったとき、ロングパスを成功させ、パンサーズオフェンスが再び敵陣へ。
ゴール前1yに迫るも、時間が無くなり、フィールドゴールを成功させ、前半を10-0で折り返す。
後半、立命館宇治のリターンから試合が始まるが、スナップミスで大きく後退、パントでしのぐ。
この後、大産大附属の攻撃は、QBのランプレーでいきなりタッチダウンを奪われ、10-7と3点差に迫られる。
この後のパンサーズの攻撃は、ランプレーで刻みながら、ここぞという場面でロングパスを決め、いきなり敵陣深くへ侵入。
そして、最後はランプレーでゴールへ走り込みタッチダウン。17-7。再び10点差。
第4Qに入り、追いかける大産大附属は、パスを織り交ぜ、ゴール前まで進み、最後はパスでタッチダウン。
17-14。再び3点差に迫る。残り時間は6分弱。次のタッチダウンが勝利を分ける。
立命館宇治はオフェンスから。ランプレーでジリジリ時間を使って少しずつ前進を繋げ、ここぞという場面でパス。
三度目も決まった。ゴール前20yからのランプレーで、オフェンスラインが道を開け、RBがすり抜けタッチダウン。
24-14。残り時間は3分弱。大産大附属の選手にも焦りも見えるが、
要所要所でプレーを成功させる気魄は眼を見張るものがある。
しかし、立命館宇治ディフェンスは落ち着いて対応し、攻撃権を奪い返し、
最後はオフェンスがニーダウンで試合を終えた。
個人的な感想だが、今日の勝利には大きな意味がある。
それは、前日まで中間考査があり、選手とスタッフは、学生としての学問との両立を果たすという本分を全うしたこと。
そして、さらに、昨日の豪雨により、学校は午後から休校となり、本来ならできたはずの、翌日の試合のための
準備が選手もスタッフも全くできなかったことだ。
目標のために、常日頃からの準備を怠らないことは勿論だが、不意に起こるできごとに心を乱さなかったという
点こそが、チームとしての成長を感じさせる。
あれこれ愚痴を言っても、勝利は向こうからはやってこない。自分たちで引き寄せるしかないのだ。