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年度別

春季京都府高等学校野球大会:速報(2023年度)

2次戦

 45月15日(:月) 決勝 対京都国際  わかさスタジアム京都
得点差以上の歴然たる力の差
  京 都 国 際 021 002 202=9          
  立命館宇治 000 030 020=5        
          【京】松岡、杉原-奥井      
          【立】十川、杉田聖-伊東、中川        
          ▼2塁打 梶島、濱田(京)井上、伊東、北川陸(立)        
   【寸評】 
   得点差は4点であったが、その得点差以上に両校の力には歴然とした差があり、完敗と認めざるを得ない。

 今大会急成長の先発・十川は初回こそ三者凡退に抑えたものの、2回には3長短で2点を奪われたのを皮切りに、7回までで12安打を浴びて、7失点した。準決勝までは何とか抑えたが、京都国際には通じなかった。夏までにチェンジアップ系の球を覚える必要がある。

 流れとしては3点ビハインドの5回に3安打を集めて同点に追い付いた直後、また7回には井上のタイムリーで2点差に迫った直後の失点が大きくダメージを与えた。

 そのあたりの「勝負どころ」を熟知する相手は技術的に精神的にも上回っていた。

 
この準優勝を夏にどうつなげるか

 今チームは昨夏からのレギュラーが多く残り、躍進が期待されていたが、秋は2次戦初戦で敗れた。春先もセンバツ出場校に連戦連敗で、長いトンネルに入った感があった。
 しかし初戦で秋4位の鳥羽にコールド勝ちすると、京都翔英・西城陽・乙訓と次々と接戦をものにし、決勝戦へコマを進めた。
 しかし元々これぐらいの力はある。
 問題は追われる立場になった夏にこれをどうつなげるかである。夏まで2ヶ月。しかも夏は一発トーナメントの短期決戦である。

 
投手陣の奮起に期待

 今大会躍進の原動力は間違いなく、2年生投手・十川の成長である。十川の投球がなければ、ここまでは勝ち上がれなかった。その十川も今大会の完投は1試合のみで、決勝戦では打ち込まれた。 2番手以降の投手陣は4人の3年生が登板したが、北川は5点差でも自信なげな投球となり、杉田聖は登板した4試合全てで失点した。準決勝では本来投手ではない塚本のリリーフに頼らざるを得なかった。十川を助けて2イニング投げられる投手は出てこなかった。
 100名以上の部員がいて、約30名が「投手」として練習に励んでいるが、せめて3回を確実に投げられる投手が出てこなければ、夏の躍進は期待薄となる。

 
写真は賞状を受け取る塚本遵平主将(3年)

 45月13日(土) 準決勝 対乙訓  わかさスタジアム京都
理想のスタートも、終盤懸命の逃げ切り
  立命館宇治 500 100 000=6          
  乙   訓 000 005 000=5        
          【立】北川陸、塚本、杉田聖、十川-伊東      
          【乙】小林、山村、金納-池田、小原        
          ▼2塁打 岩本、伊奈(乙)北川陸2,築山(立)        
   【寸評】 
  「今日は何が何でも先攻をとり、初回の北川の一発で先制点。北川に気分良く投げさせたい」という思惑通りの展開となった。

 1回表、1.2番が連続四球でチャンスを迎えると、3番・北川陸は右中間を割る2塁打で2点を先制。相手失策で3点目を入れると、築山の左中間2塁打、伊東の犠飛で次々と加点し、理想的なスタートとなった。
 
 誤算があったとすれば「投」の北川。「4~5回を投げ、ショートリリーフで塚本をつぎ込み、終盤は杉田聖で締める。十川の登板は控えたい」としていたが、北川の制球難から早々に塚本が登板。制球良く相手を討ち取っていたすが、6回に2点タイムリーを浴びたところで、杉田聖にスイッチ。この杉田聖が3安打、2四死球と火に油を注ぐ形となった。7回から登板予定のなかった十川をつぎ込む展開となり、何とか逃げ切った。

 立命館宇治は春季大会5年ぶりに決勝へ進出。近畿大会出場をかけて、京都国際の胸を借りる。

 
写真は2安打3打点の北川陸翔(3年)

 45月6日(土) 準々決勝 対西城陽  わかさスタジアム京都
十川自責点0完投も、チーム課題山積
  西 城 陽 100 000 000=1          
  立命館宇治 200 010 10x=4x        
          【西】石原、西嶋、平井-武部      
          【立】十川-伊東        
          ▼2塁打 竹内、樺山(西)神農(立)        
   【寸評】 
  秋にコールド大敗した京都翔英にリベンジし、「決して油断していたわけではない」と出場選手が口を揃えようとも、過去3試合にはあり得なかったミスが続出した展開は、「やはりどこかで油断していた」と言われても仕方のない結果となった。
 
 過去3試合無失策を誇っていた野手陣が、初回にいずれも正面の当たりを失策し、相手に早々と先制点を献上したのが、その象徴。
 
 打線はその裏に神農の左翼線2塁打を皮切りに、稲葉のタイムリー、市村の犠牲フライですかさず逆転したが、相手投手陣から9四死球をもらい、3回以外は毎回のようにスコアリングポジションに走者を置きながら、犠牲バントの精度や不用意な飛び出しなどで自らの芽を摘み取った。

 先発した十川は3回までに5安打を浴び、4回以降は散発2安打に抑えたが、終盤はストレートの威力が落ち、スタミナ不足が露呈された。
 
 立命館宇治は3年振りに春のベスト4へ進出、13日に準決勝を戦う。

 
写真は3安打3打点の稲葉康誠(3年)

 45月3日(水祝) 1回戦 対京都翔英  太陽が丘球場
延長10回タイブレーク逆転サヨナラ
  京 都 翔 英 000 040 001 1=6          
  立命館宇治 201 200 000 2=7x (延長10回タイブレーク)        
          【京】柳瀬、山下、松山-西山      
          【立】十川、杉田聖-伊東        
          ▼2塁打 小笠原(京)塚本、十川(立)        
   【寸評】 
  立命館宇治はタイブレークとなった延長10回裏、この試合初めて相手に1点を先行される展開となったが、無死1.2塁から代打・郡が確実に送りバントを決め、続く北川陸は申告敬遠で満塁。続く1番・神農がストレートの四球選び同点、続く井上の2球目が死球となり逆転サヨナラとなった。

 試合は序盤から立命館宇治がたたみかけ、初回は2番・井上が相手失策で出塁すると、3番・築山が右前、4番・稲葉も右前で続き、5番・伊東が三遊間と3連打で2点を先制した。
 
 3回には2死3塁から伊東が遊撃強襲安打で3点目、4回には無死1塁から8番・十川の右越え2塁打とワイルドピッチで2点を加え、4回までに5-0と試合を優位に進めた。

 先発十川は打たれながらも要所を締めていたが、5回に満塁から相手主砲に1点差に迫られる長打と打たれ、一気に緊迫した展開となった。

 7回からリリーフした杉田聖は7.8回を6人で退けたが、9回1死から初安打を許すと。この回だけで3四球を与え、同点とされた。
 
 立命館宇治は秋の2次戦でコールド大敗した京都翔英に辛くもリベンジし、ベスト8へ進出。2年連続で夏のシード権を獲得した。

 
写真は7回からリリーフした杉田聖児(3年)

1次戦

 44月22日(土) 決勝戦 対桃山  立命館宇治三室戸G
初回、神農の2打席連続弾含む13人攻撃
  桃   山 000 00=0          
  立命館宇治 903 1x=13x (5回コールド)        
          【桃】榎本、西詰-苅谷      
          【立】十川、俵積田、杉村-伊東        
          ▼本塁打 神農2(立) 
▼2塁打 井上(立)榎本(桃)
       
   【寸評】 
  立命館宇治は初回、先頭の神農のソロで先制すると、井上セーフティ、築山・稲葉の連続四球の満塁から伊東が左前へ2点タイムリーを放った。尚も押し出し四球や萩原の2点タイムリーで計6点とし、二度目の打席が回ってきた神農が左越えへ3ランを放った。
 
 3回には3安打4四死球で3点を加え、大勢を決した。

 大量リードで先発十川は3回で降板し、俵積田~杉村と0封リレーでコールド勝ちした。

 立命館宇治は上位16校で争われる2次戦への進出が決定した。
 
写真は4回、公式戦初登板の俵積田大斗(3年)

 44月16日(日) 2回戦 対鳥羽  立命館宇治三室戸G
動の新1.2番コンビで5打点
  鳥    羽 001 001 10=3          
  立命館宇治 021 003 22=10x (8回コールド)        
          【鳥】大西、野口、谷脇-平野      
          【立】十川、杉田聖-伊東        
          ▼本塁打 大堂(鳥)▼3塁打 神農(立) 
▼2塁打 伊東2、井上、倉知(立)
       
   【寸評】 
  立命館宇治は終始先手をとり、失点の次の回には全て得点し、秋4位の鳥羽に8回コールドで完勝した。
 
  打線は鳥羽の3投手に長短13安打を浴びせ、攻撃の手を緩めなかった。
  2回1死から塚本、十川の連打を送り、1番・神農の右越え3塁打で2点を先制した。
  3回には1死満塁から十川の犠飛で、5回には1死1.3塁から井上が左中間へ2塁打で、7回にも代打・倉知の2塁打で着実に加点。8回には1安打2四球の満塁から杉田聖の中前タイムリー、最後は神農が押し出しで、得点差コールドが成立した。
  特に昨秋はレギュラーではなかった1番・神農、2番・井上が二人で5打点と躍動した。

  先発した十川は7回を投げて、被安打4、7奪三振、2四球とビッグイニングを与えず、杉田聖も2回1安打2四死球であった。1番打者に本塁打を含む3安打を打たれたが、それ以外はほぼ完璧に封じた。
 
写真は先制の2点3塁打を放った神農翔多(3年)




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