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WOW&EXプロジェクト 最先端の環境循環を学ぼう①

7月14日(月)、本校にて「WOW&EXプロジェクト」の一環として、エプソン販売株式会社より髙田健二氏をお招きし、「最先端の環境循環技術」に関する特別講演を実施しました。

立命館宇治中学校・高等学校では、大学附属校というメリットを活かし、中学生や高校生が社会との関わりについて主体的に考える機会を数多く設けています。今回の講演もその一環として、企業の最前線で活躍する専門家との出会いを通じて、環境問題や技術革新への理解を深めることを目的としています。

講演では、従来の再生紙製造に大量に必要とされる水をほとんど使用せず、乾式で紙を再生することができる世界初の技術を搭載した装置「Paper Lab(ペーパーラボ)」をご紹介いただきました。この革新的な技術は、エプソンが開発したもので、環境への負荷を大幅に軽減し、循環型社会の実現に向けて大きく貢献しています。

さらに、「Paper Lab」を核に企業間の連携や地域雇用の創出といった、社会全体への広がりについても解説があり、単なる技術紹介にとどまらず、持続可能な社会構築への可能性を感じる内容となりました。

参加した生徒たちは、再生紙をアップサイクルして作られた特製ノートを手に、環境問題への関心を高めるとともに、先進技術がもたらす未来への展望に大いに刺激を受けていました。

また講演の最後には、高校3年生・遠藤くんが現在取り組んでいる「RITSU KAMIKURUプロジェクト」の紹介も行われました。このプロジェクトは、校内で回収した古紙を「Paper Lab」で再生し、世界に一枚だけの特別な卒業証書を作成するというもので、同機器を導入している京都の島津製作所と連携して進められています。

次回は「最先端の環境循環を学ぼう②」として、島津製作所に設置された「Paper Lab」の見学を予定しています。環境問題やサステナビリティに関心のある皆さんの参加をお待ちしています。




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