IBコースの生徒が京都大学CiRAを見学
~最先端研究に触れた貴重な1日~
2025年7月16日、本校のIBコースに在籍する生徒9名と理科教員が、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)を訪問しました。今回の訪問は、生命科学やバイオメディカル分野に興味を持つ生徒たちにとって、最先端の研究に直接触れるまたとない機会となりました。
iPS細胞研究の現場に触れる
訪問は、CiRA(サイラ)で活躍する堀田秋津先生による講義から始まりました。CiRAは、山中伸弥教授によって開発されたiPS細胞の研究を推進するために設立された京都大学の研究機関で、基礎から臨床応用まで幅広い分野で世界をリードする研究が行われています。
堀田先生の講義では、iPS細胞研究の歴史や、CiRAで現在進められている先端的な取り組みについて、わかりやすく紹介していただきました。生徒たちは、教室では得られない知識や視点を得ることができ、大いに刺激を受けていました。
ラボ見学と研究者との対話
講義の後は、研究所内のラボを見学し、臨床応用研究部門の研究者の方々と直接お話しする機会もいただきました。最先端の設備や技術に触れるとともに、研究者の皆さんがどのようなきっかけで科学に興味を持ち、どのような道のりを経て現在のキャリアに至ったのかという話を伺うことができました。
将来を見据える生徒たちにとって、研究者の方々からいただいた温かいアドバイスはとても心に残るものでした。
生徒たちの学びと感想
参加した生徒からは、「研究のリアルな現場を体感できたことで、将来の進路をより具体的に考えられるようになった」「本物の科学の面白さを知ることができた」といった声が寄せられました。科学の世界をより身近に感じることができた、大変貴重で有意義な一日となりました。
今回のCiRA訪問は、IBコースが掲げる「主体的に問いを立て、社会とつながる学び」を深める機会となりました。今後も本校では、実社会と連携した学びの場を大切にしてまいります。