【大阪・関西万博】シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」で立命館宇治高校生がワークショップ
2025年7月24日(木)、大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」にて、立命館宇治高等学校の生徒たちがワークショップを開催しました。 このワークショップは、2030年以降の未来を高校生の視点で考える国際会議「Global Youth Forum SURVIVE!」のメンバー(卒業生を含む9名)によって企画・実施されたものです。「社会問題をもっと身近に!」をコンセプトに、世界が抱える課題に高校生自身が責任感を持って向き合い、自分ごととして考えることを目的としています。
今回は、万博の来場者とともに“理想の世界”について考える参加型ワークショップを展開。3つのステップに分けて進行されました。
■ Step 1:「どんな世界に住みたい?」
まず、自分にとっての理想の世界を自由にイメージし、紙に書き出すワークからスタート。各テーブルでは生徒がファシリテーターを務め、参加者に優しく声をかけながらアイデアを引き出していきました。特に、言葉に詰まってしまう子どもたちには、生徒が対話を通して丁寧にサポートし、思考を深める姿が印象的でした。
■ Step 2:「その世界、みんなも賛成?」
Step 1で挙げられた理想の世界について、家族や友達も同じように共感できるかを話し合います。自分の願いが他者にとっても理想的なものかを考えることで、視野を広げる貴重な機会となりました。熱心に議論する参加者の姿が各所で見られました。
■ Step 3:「みんなが住みたい世界は?」
最後に、誰もが幸せになれる理想の世界とはどんなものかを考えます。自分だけでなく、周囲の人々や社会全体に目を向けて考えることで、社会課題を「自分ごと」として捉えるきっかけを提供していました。
ワークショップの締めくくりでは、生徒たちが「私たちの小さな行動の積み重ねが、未来をより良く変えることにつながる。日々の行動に意識を向けながら、理想の世界を私たちの手でつくっていきたい」と力強くメッセージを伝えました。
本ワークショップは、生徒たちが身近な社会課題を見つめ、試行錯誤を重ねながら主体的に企画・運営したものです。参加者の皆さんも、学びと気づきが詰まった、世界を身近に感じられる貴重な体験となりました。
今後も、立命館の生徒・学生による企画が大阪・関西万博会場で開催される予定です。ご来場を心よりお待ちしております。