高校生がラオスの教育支援 ― 興風祭で「LAONINカフェ」を開催
9月26日に行われた興風祭にて、高校生によるラオス教育支援団体「LAONIN」が今年も「LAONINカフェ」をオープンしました。奈良県生駒市の喫茶イレブン様の監修を受け、カフェ経営を通じて得た収益をラオスの学生支援に役立てています。
新たな挑戦 ― クッキー販売とシステム導入
今年度は、宇治の洋菓子店「パティスリー ユウジ(Patisserie Yuji)」様の協力を得て、コーヒーに加えてクッキーの販売にも挑戦しました。また、レジで受けた注文が即座にキッチン画面に表示される新システムを生徒自身が開発・導入し、発注から提供までの流れを効率化しました。
(写真②:生徒たちが開発した新しい注文管理システム。発注から提供がスムーズに)
宇治支援学校との協働
今年度は宇治支援学校の生徒と合同でカフェを運営しました。お客様の目の前で一杯ずつ丁寧にドリップする姿は、多くの来場者から好評を得ました。地域との協働を実現した点も、今年の大きな特色です。
(写真③:宇治支援学校の生徒と一緒にコーヒーを提供する様子)
支援の輪をラオスへ
当日の売上金はすべてラオスの教育支援に寄付されます。具体的には、ラオス南部パクセにある学生寮【坂雲寮】への支援として活用され、経済的な理由で高校進学が難しい農村部の生徒たちを支えています。
(写真⑤:会場にはラオスと日本の国旗が並び、支援の意義を伝える展示も)
団体紹介「LAONIN」
「LAONIN」は2016年に立命館宇治中高の生徒によって立ち上げられた自主団体で、現在は中高あわせて約60人が活動しています。ラオスから輸入したコーヒー豆を使ったオリジナルブランドを販売し、その収益を現地の教育支援に寄付する活動を継続中です。
今後も「カフェジャック」と題し、さまざまなイベントで出店を予定しています。最新情報は公式Instagram(@laonin_uji )にて発信中です。