【IMコース】未来を変える一歩を踏み出す ― 気候変動研究に挑む卒業生講演
2025年10月1日(水)、立命館宇治高等学校IMコース2年生を対象に、卒業生ゲストスピーカーによる講演会を実施しました。今回のテーマは「気候変動」と「未来への挑戦」です。
卒業生が語る、研究者としての歩み
ゲストとしてお迎えしたのは、2017年度IMコース卒業生で、現在スイスの大学院で気候変動に関する研究を行っている 中村実来さん。 中村さんは、高校時代の経験や卒業後の進学、コミュニティカレッジからカリフォルニア大学バークレー校を経て大学院に進むまでの歩みを紹介しました。
講演では、気候変動の現状や世界で取り組まれている対策を具体的なデータと共に解説し、「気候変動は大きすぎて解決できない問題ではなく、一人ひとりの行動で変えられる課題です」と力強い言葉を伝えてくださいました。
気候変動に関するデータをもとに、生徒へ熱心に語る中村さん
生徒たちに響いたメッセージ
同じIMコースを歩んだ先輩ということもあり、生徒たちは自分自身の未来と重ね合わせながら真剣に耳を傾けていました。
講演後の振り返りでは、
- 「諦めない心を持つことの大切さを再認識した」
- 「固定観念に捉われず、自分らしい進路を考えたい」
といった感想が寄せられました。進路を考える時期にある2年生にとって、具体的なロールモデルに触れる貴重な機会となりました。
講演後には、生徒たちと笑顔で記念撮影
IM総合の取り組みについて
今回の講演は、IMコース独自の授業「IM総合」の一環として行われました。IM総合は、1年間の海外留学を経た生徒が自身の学びを振り返り、将来の進路や志を考える時間です。2025年度2学期は「Expand Your Horizons」をテーマに、多様な出会いや経験を通して新たな一歩を踏み出すことを目指しています。
卒業後も志を持って挑戦し続ける先輩の姿は、生徒たちに「自分の行動で社会を変えられる」という自覚を与えてくれました。今回の講演は、生徒たちにとって未来を考える大きなきっかけとなりました。