中学3年生 立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)を訪問
― 大学での学びに触れ、進路への関心を深める ―
10月31日(金)、中学3年生が立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)を訪問しました。 この学年は、中学2年次に立命館大学衣笠キャンパスおよび立命館アジア太平洋大学(APU)を訪問し、さらに中学3年のオーストラリア研修旅行ではクイーンズランド大学(University of Queensland)を訪れています。 今回のBKC訪問で、大学キャンパス訪問は4回目となりました。
立命館宇治中学校では、在学中から大学の学びや研究に触れる機会を数多く設けています。最先端の研究現場を身近に感じ、学問への興味を育むことができるのは、大学附属校ならではの特色です。
文理融合の学びが広がるびわこ・くさつキャンパス
BKCには、経済学部・スポーツ健康科学部・食マネジメント学部・理工学部・生命科学部・薬学部の6学部が設置されています。 61ヘクタールもの広大な敷地には、最先端の研究施設や実験設備が整っており、文系・理系の枠を超えた文理融合の教育・研究が行われています。
今回の訪問では、とくに理工系の学びに焦点をあてたプログラムが実施されました。高校で理系科目を選択する時期を前に、理工学部を中心とした学部・研究室を訪問したことで、進路選択への意識を高める貴重な機会となりました。
研究室見学と大学生によるキャンパスツアー
午前中は、まずBKC全体に関するガイダンスを受けた後、15グループに分かれて6学部・10の研究室を訪問しました。 各研究室では、大学教員や学生の方々から研究内容の説明を受け、実際に実験装置や器具を体験するなど、大学での学びを実感できる時間となりました。
午後は、大学生ナビゲーターによるキャンパスツアーが行われました。 10のグループに分かれて学内を巡り、立命館宇治中学校出身の先輩3名もナビゲーターとして案内に参加しました。 大学での生活や学びについて、先輩方から直接話を聞くことができたのも、生徒たちにとって大きな刺激となりました。
グラスルーツ・イノベーション・センター(GIC)も見学
一部のグループは、9月26日にオープンしたばかりの「グラスルーツ・イノベーション・センター(GIC)」にも訪れました。 GICは、学生・研究者・企業・地域が連携し、新しい発想を生み出して社会課題の解決を目指すオープンイノベーション拠点です。 3Dプリンターなどを備えた実験施設「GIC Fab」なども整備され、大学発スタートアップの創出や産学連携を支える環境が整っています。 生徒たちは、現代の大学が社会と共に進化し続けていることを実感していました。
未来を見据えた進路意識の深化
今回のBKC訪問を通して、生徒たちは大学での学びや研究に対する理解を深めるとともに、自らの将来を考える良い機会を得ることができました。 中高一貫教育の中で、大学附属校ならではの学びの連続性を体感する1日となりました。
