【IMコース】卒業生講演:目の前のことに向き合うことで道は開かれる
2025年10月29日(水)、立命館宇治高等学校IMコース2年生を対象に、「IM総合」の授業の一環として第5回目となる卒業生ゲストスピーカー講演会を実施しました。
「IM総合」で未来の自分と向き合う
IMコースでは、高校1年から2年にかけて全員が1年間の海外留学を経験します。帰国後は、留学で得た気づきや学びを振り返り、自身の進路について考える機会として「IM総合」という授業を週1回実施しています。
2学期は「Expand Your Horizons」をスローガンに、新たな出会いや経験を通して自らの志を立てることを目指しています。その一環として、IMの卒業生や多様な分野で活躍されている方々をゲストに迎え、生徒が将来を考えるきっかけを得られるよう取り組んでいます。
起業した先輩が語る「今を大切にする」ことの意味
今回は、2017年度IMコース卒業生の尾宮明莉さんをお招きしました。尾宮さんは立命館大学国際関係学部を経て、2025年3月に合同会社Trekwood(トレックウッド)を設立。高校時代から現在に至るまでの歩みを語ってくださいました。
尾宮さん自身が高校時代に抱えていた進路や日々の生活に対する悩みは、今のIM生にも大変共感できるものでした。先輩も同じような悩みを持ちながら高校生活を過ごしていたことを知り、生徒にとって大きな励みとなりました。
「今やっている事業は、今まで集めてきた素材—つまり培ってきた経験や能力—を土台としてできたもの。だからこそ、今やりたいことが分からなくても、見つかった時のために目の前のことに向き合うことが大切」。尾宮さんのこの言葉は、生徒たちの心に深く響きました。
「点」はいつか「線」になる
IM総合も早いもので5回目のゲストスピーカーを迎えましたが、どの講演者も経験は違えど、「今までやってきたことが線となって繋がる」ことを教えてくれました。
生徒の感想より
- 「答えが1つではない問いと向き合う普段の授業(TOKやIM総合、GLS)が今につながっていると聞き、大切にしていきたいと思った」
- 「自分の将来の選択肢を1番広げられる進路を選ぶという言葉が印象に残った」
- 「目標や志がなくてもまずは目の前のことを全力でやり切っていけば、いつか点と点は繋がる。目標がないからと行動しなければいつまでもやりたいことが見つからないと気づいた」
IMコースでは、今後も多様なゲストスピーカーを迎え、生徒が自らの未来を切り拓くきっかけづくりを続けていきます。
