【高校GCP】GCP成果報告会でボスニア・ヘルツェゴビナ渡航チームが発表
本校では、教育後援会の補助を受けて実施している「GCP(Global Challenge Program)」があります。GCPでは、教員や連携企業が企画したプログラムに参加し、世界各地での体験を通して、自らの課題意識に基づいた学びを深めることができます。
3月中旬には学内で報告会が行われ、各プログラムに参加した生徒が渡航で得た学びを発表しました。本記事では、ボスニア・ヘルツェゴビナ研修に参加したグループの取り組みについて紹介します。
■ ボスニア研修の概要
本年度のボスニア・ヘルツェゴビナ(以下、ボスニア)研修は、World LIT様のご協力のもと、「ボスニアの歴史に向き合い、共生への道を探る」ことを目的として実施されました。現地研修は2025年7月26日から8月5日にかけて行われました。
■ 事前学習
渡航の約2か月前から、計6回のオンライン学習を実施し、直前には立命館大学大阪いばらきキャンパスにて3日間の対面学習を行いました。
参加者の多くはボスニアについて初めて学ぶ生徒でしたが、基本情報や歴史を学ぶとともに、現地の方のお話を通して理解を深めました。
対面学習では、国際ジャーナリストの千田善氏、民族融和を目指すサッカーチームを設立した森田太郎氏から貴重なお話をいただきました。
また、現地で日本語を学ぶ方々との交流会に向けて、生徒主体で準備を進めました。
■ 現地研修
研修はサラエボとモスタルの2都市を拠点に実施されました。
● サラエボでの学び
サラエボでは、紛争の歴史を伝える博物館を訪問しました。特にWar Childhood Museumでは、平和構築に関するワークショップを通して、「共生に必要な視点」について深く考える機会となりました。
また、国連サラエボオフィスでは、民族融和に向けた取り組みについて直接お話をうかがいました。さらに、紛争を経験した方からの証言を通して、「真実は人によって異なること」や「困難の中でも希望を持ち続けること」の大切さを学びました。
事前に準備してきた、日本語を学ぶ現地の方々との交流会も実施され、文化や言語の違いを越えた温かな交流が生まれました。
● モスタルでの学び
モスタルでは、世界遺産スタリ・モストやサッカークラブ「Mali Most」、スポーツ協会などを訪問しました。スポーツが民族融和に果たす役割について学び、現地の実践に触れる貴重な機会となりました。
● 研修のまとめ
研修の最後には、「異なる他者と共生するために私たちができることは何か」をテーマに発表を行いました。
生徒たちは、
- ・他者を理解しようとする姿勢
- ・相手を尊重する心
- ・共通点を見つけることの重要性
などについて、それぞれの言葉で学びを共有しました。
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■ 学園祭での取り組み
ボスニアでの学びを広く発信するため、学園祭では展示と販売企画を行いました。動画・写真・ポスター展示やリーフレット配布に加え、現地で購入した品の販売も実施しました。
来場者からは多くの反響があり、生徒たちにとって学びを社会へ発信する貴重な機会となりました。
なお、販売で得た30,000円の利益は、現地でお世話になったサッカークラブ「Mali Most」を支援する日本のNPO法人「Little Bridge Japan」へ寄付しました。
■ おわりに
今回の研修を通して、生徒たちは異文化理解や共生について深く考えるとともに、自らの学びを社会へ還元する経験を得ることができました。
この経験を今後の学びや将来につなげ、それぞれが主体的に成長していくことが期待されます。
