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【IBコース】世界自然遺産・父島で「本物の学び」を体験

2026年7月15日~23日、IBコース2年生10名が、小笠原諸島・父島で8泊9日の自然環境実習を行いました。本プログラムは、国際バカロレア(IB)の「CAS(Creativity・Activity・Service)」の一環として実施している特別プログラムで、今年で6年目を迎えます。




世界自然遺産・父島では、小笠原海洋センターの協力のもと、ウミガメの卵の保護活動や、ウミガメの水槽や甲羅の清掃など、実際の環境保全活動を体験しました。今年は、ウミガメが砂浜で産卵する瞬間に立ち会うという、大変貴重な経験にも恵まれました。生徒たちは命が受け継がれる神秘的な光景を静かに見守り、自然の尊さと保全活動の意義を改めて実感しました。


また、南島での自然観察やドルフィンウォッチング、固有種の植樹、世界遺産センターでの学習、タコノ葉細工体験、スターウォッチングなどを通して、小笠原ならではの自然や文化にも触れました。




研修中、生徒たちは驚くほど積極的に学びを深めていました。世界遺産センターでは展示を見るだけでなく、環境省職員の方へ次々と質問を投げかけ、固有種や外来種対策について理解を深めました。海洋センターでも、研究員や全国から集まるボランティアの方々との交流を通して、自然保護の最前線で働く人々の思いに触れ、「自分にもできることは何か」を真剣に考える姿が見られました。




父島で出会ったのは、豊かな自然だけではありません。宿の皆さん、海洋センターの皆さん、ドルフィンウォッチングの船長やガイドの皆さん、タコノ葉細工研究会の皆さんなど、多くの島の方々が温かく迎えてくださいました。地域の方々との交流を通して、生徒たちは自然を守ることは、人とのつながりを大切にすることでもあると実感したようです。


最終日、港では多くの島の方々が見送りに集まってくださいました。小笠原では別れの言葉は「さようなら」ではなく、「行ってらっしゃい」。その言葉に込められた「また帰ってきてね」という思いに、生徒たちは何度も手を振り返し、涙を浮かべる姿も見られました。


知識を得るだけではなく、自ら問いを立て、自然や人と真摯に向き合い、多様な価値観に触れた9日間。この経験は、生徒たちがIB Learner Profileで目指すInquirers(探究する人)、Open-minded(心を開く人)、Caring(思いやりのある人)、そしてReflective(振り返りができる人)として成長する大きな一歩となりました。「また父島へ帰ってきたい」——その思いこそが、この研修が生徒たちに残した何よりの財産です。



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