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英国グッドネイチャードフィルムフェスティバルで高校3年生藤村芽生さんの映画が最優秀に
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7月8日イギリスのOxford自然史博物館にて開催された、Good Natured Conservation Optimism Film FestivalのStudents 部門で高校3年生IBコース藤村芽生さんが作成した短編映画「シーカからのメッセージ」が最優秀作品に選ばれました。この映画祭は「CONSERVATION OPTIMISM」という団体が主催しています。この団体はオックスフォード大学などとパートナーシップを持ち、あらゆる人々が自然と生物にプラスの影響を与えることを目的とした世界的コミュニティです。
この作品は奈良の小鹿「シーカ」が主人公として登場し、自ら鹿の生態を説明したり、地域の環境とどのように共存しているのか、環境の変化の影響をどのように受けているのかなどを人間に訴える短編映画です。
藤村さんは奈良市『鹿サポーターズクラブ』のボランティア活動に参加し、奈良公園の清掃やパトロールをしながら鹿の環境を観察してきました。その活動を通して、奈良公園の鹿の生態を紹介し、歴史の街:奈良で、人間と鹿が共存していることを世界中の人に知ってもらいたいと映画を作成、フィルムフェスティバルに参加しました。このことは奈良市『鹿サポーターズクラブ』のホームページでも紹介されました。
藤村さんは本校IBコースで全ての授業を英語で学習しており、英語も堪能ですが、この映画では音声を日本語、英語字幕にしています。英国の映画祭に英語音声にしなかった理由を聞くと、この映画を日本の地元の人たちに使っていただき、鹿の生育する環境を良くしたいとの思いがあったといいます。
受賞の副賞として、審査員の方と個別セッションの機会が設けられ、絶滅危惧種の繁殖などを研究する生態学者の方から様々なことを学びたいと藤村さんは楽しみにしています。
映画はYouTubeでも配信されています。ぜひご覧ください。
フィルムフェスティバルのホームページ 最優秀が発表されました。 |
短編映画の一コマ。主人公「シーカ」ちゃん登場 |
映画撮影の風景 |
地元紙からの取材を受けました |