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【GCP(グローバルチャレンジプログラム)】「バリ島から未来を守るアクション」

 11/21日から24日の4日間、GCP(グローバルチャレンジプログラム)「バリ島から未来を守るアクション」に参加した中学1年生6名がインドネシアのバリ島を訪れました。
 このプログラムでは、バリ島で行われている環境問題に配慮した活動場所を実際に訪れ、いま私たちにできることを考えていきます。
 宿泊場所は「Mana Earthly Paradise」。バリ島の自然と資源を生かし、ソーラー発電、雨水タンクを完備し、木を新たに一本も切らずに建てられたホテルです。提供される食事も全てオーガニック。ホテル施設内の畑で作られたものや地元のオーガニック農家で作られたものを使用しています。
 1日目はこのホテルのコンセプトやエコテクノロジーを学びました。また、バリで現在起こっている社会問題、そして世界で起こっている社会問題が実は私たちの身近な生活スタイルに非常に関わっていることもなどをも学び、この研修の最終的なゴールを確認しました。
 2日目は「バリの文化を知る」ことをテーマに、バリの民族衣装に着替えて過ごしました。 バリの人々は信仰深く、どんなところにも神様が宿ると信じ、いたるところに神様の像やお寺があります。バリ人のお宅も訪問して、バリの一般の人の家の様子などを知ることができました。バリの家には家の中に一家ごとにお寺を持っていることを初めて知りました。神様との調和、自然との調和、人との調和 この3つをバリの人は大切にしている、ということを学んだ午前中でした。 午後からはGreen schoolへ。バリのGreen schoolは世界一エコな学校として知られ、世界中から子供達が集まるインターナショナルスクールです。校舎やその内装全てが環境に優しい竹でできていて、電力や飲み水や食べ物などを自分たちで生み出しています。全ての自然が教材であり、子どもたちで問題解決をして発展していっている様子も見学することができました。いろんなサステナビリティの工夫を見て、立宇治でも何か実現できることがないか考えるきっかけとなりました。
 3日目は観光大国としてのバリの影の部分、ゴミ問題や水問題を解決しようと、ローカルの人たちや政府とも協力しながら活動している団体「R.O.L.E Foundation」を訪れました。「R.O.L.E Foundation」ではリゾートホテルから捨てられたシーツをアップサイクルした絞り染め体験や、リゾートホテルから捨てられた石鹸の山のリサイクル、再生紙作りを行いました。
 最終日にはEarth companyの代表濱川知宏さんと交流し、その後訪れたのは「ブミ・セハット助産院」。バリの貧困問題にフォーカスしてその解決に向かう取り組みの一つインドネシアはASEAN諸国でも妊産婦死亡率が高いのですが、貧しいお母さんでも安全なお産ができるように、24時間365日無料で産科医療を提供をしている助産院です。その創設者のロビン・リムさんと交流をしました。
 この研修中、生徒たちが積極的に質問をしたり意見を交わすことで、全力で1時間1時間の学びや出会いを大切にしている姿が見られました。バリの大自然に触れ、温かいバリの人たちとの交流、そして五感を使った異文化理解を通して、自分の殻も少しずつ破っていく姿も見ることができました。この研修を通して出会った人からもらった共通するメッセージは、「13歳でも自ら動くことによって世界を変えられる」ということです。生徒たちは今回の研修の学びを立宇治に帰ってからも生かしたいと意欲に燃えています。
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