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【高1】万城目学氏文学講演会

28日(水)に高校1IGコースの生徒対象に、映画化もされた「鴨川ホルモー」「プリンセス・トヨトミ」などで知られる作家、万城目 学(まきめ まなぶ)氏にご講演いただきました。

この日に向けて生徒全員が、エッセイ集『ザ・万歩計』の「風が吹けばエッセイを書く」、短編小説「悟浄出立」と「都大路上下ル」を読み、万全の態勢を整えて、大ホールに集合しました。
 万城目氏は、事前に生徒が考えた質問に答えていくという形でお話しくださり、小説家になろうとしたきっかけ、小説家という職業についてなど、熱く語るわけではありませんが、しっかりと生徒の心に届くようにお話しいただきました。また、事前に生徒が書いた「本を題材にした小説を書くとしたら、どんな冒頭の文を書くか」という課題作文の中から一番よいと思うものを選んでいただき、どこがよかったのか解説もいただきました。最後の質問コーナーでは、作文と小説は違うとしながら、文章を書くということについてお話しくださり、小説家志望の生徒に対して、「専業の作家というのは消えていく職業だ」としながら、厳しさと温かさのこもった言葉をいただきました。50分があっという間に過ぎてしまった講演会でした。

実は、万城目氏は以前、とある高校の依頼を受けて講演をされたとき、氏の作品を読んだことのある生徒が少なく、生徒たちの反応も薄かったため、高校生相手の講演を長らくなさっていなかったそうです。そんな万城目氏から、「生徒さんから『執筆中に何をしているのか』、「高校時代に何をやっておくべきか』など、活発に質問もしていただいて嬉しかったです。僕としても、自分に勇気を持てる、とてもありがたい一日となりました」というメッセージをいただきました。

 今後、本校で万城目ワールド旋風が巻き起こることでしょう。

230215万城目氏講演会② 230215万城目氏講演会③

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