【IB】CASx:小笠原父島で自然環境保護実習
父島は、知床、白神山地、屋久島に続き、日本で4番目に世界自然遺産に登録されました。父島までは、東京竹芝ターミナルから船に乗って、24時間かかる離島で、外国よりも遠い日本です。生徒は8泊9日の期間中、小笠原海洋センター、小笠原世界遺産センター、小笠原ビジターセンターの訪問、ウミガメ調査、森山ツアー、スターウォッチングツアー、シュノーケリング、ドルフィンスイム、ドルフィンウォッチングなど盛りだくさんの体験を通して、小笠原の生き物、植物、環境について学びました。
小笠原海洋センターでは、ウミガメ学習、飼育水槽の掃除、ウミガメの甲羅磨き、エサやりといった活動を行いました。また、日中は扇浦海岸、境浦海岸での陸路調査、夜は大村海岸でのウミガメ調査を行いました。南島へも渡り、ウミガメの調査を行いました。また、森山ツアーでは、ガイドの方とサンクチュアリと呼ばれる森林生態系保護地域に入り、小笠原固有の植物や生き物を観察しました。これらの活動は小笠原世界遺産センターや小笠原ビジターセンターの監修の下実施され、スタッフの方からは、小笠原の歴史、小笠原固有の植物や生き物について説明を受け、小笠原諸島についての知識と愛着をさらに深めていきました。
一方で、ドルフィンスイム、シュノーケリングなどの体験も行い、海の中で目の前を泳いでいるイルカや魚を見て、楽しみました。生徒たちは、この8泊9日の遠く離れた離島での生活から、「自然を守るとはどういうことか」「人と自然が共存するためには、どうしたらいいのか」「小笠原の景観をこれからも守っていくためには、私たちはどうしていったらいいのか」を、体感しました。また小笠原の人々の温かい心に触れ、人としての有りようを考えされられる機会ともなりました。
写真は小笠原での活動の一部です。