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【GCP(グローバルチャレンジプログラム)】「シンガポールから未来を考える」

 2023年8月6日から8月8日まで、GCP(グローバルチャレンジブログラム)「シンガポールから未来を考える」に参加した中学2年生5名がシンガポールを訪れました。
 このプログラムでは、事前学習を含めて主にシンガポールの最先端技術と多様性から、豊かで理想的な社会とはどのようなものかについて学んでいきました。

 1日目の午前は、シンガポールの水問題を高度な科学技術で解決に導いている現場「NEWater」と「マリーナ・バラージ」を視察しました。生徒たちは国をあげての環境に配慮した都市開発の現場に圧倒されていました。
 午後からは、シンガポール国立大学(NUS)の学生とその卒業生やシンガポール日本人学校中学部の生徒を交えて「豊かさ」をテーマにディスカッションを行いました。
「お金が大事」「歴史」というシンガポーリアンと、「心の豊かさ」「経験」が一番大事なのではないかという生徒たちとの白熱した議論から、価値観の違いを楽しみ、認め合う時間となりました。

 2日目は、NUS卒業生のガイドによる街歩きを実施しました。チャイナタウン、リトルインディア、アラブストリートなど、多民族国家ならではの街並みを堪能しました。多様性を受け入れる社会の仕組みについても教えてもらい、充実した街歩きとなりました。ツアーの最後には国立博物館を訪れ、シンガポールの歴史と、第二次世界大戦における日本との関わりについても学びました。 
 振り返りの時間では、4ヶ国語で書かれた地下鉄のポスターやそれぞれの宗教を大事にしている現場を見ることで、「様々な民族が共存しているのが素晴らしい」と口々に言っていました。日本ではどうだろう?と日本に置き換えて考える時間もありました。

 最終日の午前は、ツアーガイドさんが住んでいる地域を散策しました。地元の人がよく行くスーパーマーケットや市場など、リアルなシンガポーリアンの暮らしを見ることができました。ガイドさんのご自宅(HDBと呼ばれる公団住宅)にも招待していただきました。
 午後からは、Duke NUS(シンガポール国立大学院医学部)で癌抑制の研究をされている板鼻教授の研究室を訪問しました。最新の研究に生徒たちも興味津々でした。その後、最先端の医学教育の現場を体験したり、研究室の学生達がラボツアーを実施してくれたりしました。

 この3日間で、シンガポールの技術、国づくり、多様性など、現地でしか得られないたくさんの学びがありました。そして何よりシンガポールで暮らす人たちとのたくさんの出会いがありました。参加した生徒の皆さんが、今回の経験から得られた学びと出会いを今後どのように繋げていってくれるのか、楽しみです。
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