中学
宇治市「中学生の主張」大会にて青少年健全育成協議会賞を受賞しました!
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11月13日(土)に宇治市文化センターで行われた宇治市「中学生の主張」大会にて、
中学2年生中島杏莉さんが青少年健全育成協議会賞を受賞しました。
中島さんは9月に行われた校内主張大会において最優秀賞を受賞し、
学校代表として宇治市「中学生の主張」大会に参加しました。
当日は、自分の経験から考えた「動物愛護」に関する主張を発表し、
会場全体を共感の渦に巻き込み、宇治市青少年健全育成協議会賞を見事受賞しました。
中島さんの主張作文の全文を掲載します。
動物とともに生きる社会を願って~私たち人間ができること~ 立命館宇治中学校2年 中島杏莉
皆さんは動物に感情があるとおもいますか?私は喜びや悲しみ、不安など人間と全く同じような感情があると思います。だから私は、動物と人間が共に生きていける社会を実現したいと思っています。
ある日私は、「ある犬のおはなし~殺処分ゼロを願って~」という動画を見ました。犬が語り手の動画です。とあるペットショップで売られている犬を飼った飼い主。その飼い主は犬とお散歩やかけっこ、ボール遊びなどをして沢山の時間を犬と過ごしました。犬にとってその時間は宝物のようでした。しかし、いつからかだんだん飼い主の犬への愛情はなくなっていきました。ある日、飼い主は犬に優しく「おいで」と声をかけました。犬は嬉しくて仕方がなく飼い主のもとへ駆け寄りました。すると突然車に乗せられ、知らない場所に連れていかされ、冷たい部屋の中に閉じ込められました。それからしばらくして、その犬は旅立ちました。この動画を見た時、私は悲しくて仕方がありませんでした。そして同時に人間の勝手な都合で動物を捨ててしまう人がいることに怒りを覚えました。動物も人間と同じ命です。動物にも人間と同じように感情があります。しかし、残念ながらペットの世話が大変だから、ペットに飽きてしまったからという理由で動物を捨ててしまう人がいて、年間四万頭近くの動物が殺処分されていることが事実です。これでは動物と人間、お互い幸せになることはできません。ですが、近年、保護犬を引き取って今まで辛い思いをしてきた分、動物に沢山の愛情を注いであげる人が増えてきています。その様子をテレビで見たことがある人もいるのではないでしょうか?これからそのような人々が増えると人間も動物も幸せになれると私は思います。私もうさぎを2匹、ハムスターを3匹飼っています。ペットは悪さをして大変な時もありますが、癒してくれます。毎日沢山の時間をペットと暮らすことでいつの間にか身近でかけがえのない存在になっています。だからこそ、ペットが死んでしまうと凄く辛いです。最後まで動物を幸せにできていたのかは私たちにはわかりません。動物を飼っていると幸せなことばかりではなく、辛いこともあります。感情面でのメリットとデメリットもあるのです。
動物は可愛くて癒しになってくれます、ペットショップで飼いたくなってしまう気持ちもわかります。ですが、一度思いとどまって動物を飼うことの生活面だけでなく感情面でのメリットとデメリットを考え、動物を幸せにする覚悟を決めてから飼うようにしてほしいです。動物愛護において一番大切なことはただ一つ。動物に沢山の愛情を注いであげることそれだけです。きっと誰もが出来ることだろうと私はそう思います。最後にもう一度言います。動物も人間と同じ命です。動物にも人間と同じように感情があります。動物は私たちを癒してくれる存在です。動物を愛することは、私たちが友達と仲良くしたり、家族を愛することと一緒だと思います。動物と人間がお互いを思いやることのできる優しい社会を目指していきたいです。