以下は、2025年度入試に関する情報です。2026年度入試情報への更新は4月初旬を予定しています。
薬学部 UNITE Programに取り組むにあたって
こちらの動画では、薬学部のUNITE ProgramおよびAO選抜へ出願するにあたって、知っておいていただきたい内容(学部での学びの内容や卒業後のキャリア、期待する受験生像、指定する単元の意図など)を動画で説明しています。
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指定単元と学習所要時間のめやす
科目 | 単元分野 | 学習所要時間 |
---|---|---|
化学基礎 | 物質の構成(物質と化学結合) | 4~5時間 |
物質量と化学反応式(濃度計算) | 1~2時間 | |
化学反応(酸・塩基、中和反応、酸化・還元) | 10~11時間 | |
化学 | 物質の状態と平衡(状態変化と気体の性質、混合気体の圧力、蒸気圧、溶液とその性質) | 9~10時間 |
物質の変化と平衡(化学反応と熱、反応速度) | 6~7時間 | |
有機化合物(脂肪族化合物) | 2~3時間 | |
天然高分子化合物(アミノ酸とタンパク質、糖類・その他) | 2~3時間 | |
合計 | 34~41時間 |
〈 なぜこの単元の学習が求められるか? 〉
近年の日本における医療用医薬品を見ると、サリチル酸系医薬品に代表される低分子化合物だけでなく、ペプチドやタンパク質、DNA/RNA、細胞などいわゆる生物製剤へと広く展開されています。つまり、医薬品の開発に関わりたい、病院や薬局で薬剤師として働きたい、と考えている皆さんは、低分子化合物や生物製剤に関する専門知識など、化学と生物を幅広く学ぶ必要があります。物理は、放射線を用いた検査や治療、CTスキャンやMRIなど医療機器の基礎であり、医薬品と標的タンパク質の相互作用の理解のためにも必要となります。このような高度化する医薬品や医療について学ぶためには、理科の基礎的な知識があり、科学的な思考力をもった学生である必要があります。
薬学部では、UNITE Programを通じて、理科の基礎力が身についた人に入学してほしいと願っています。出願までに化学の重要単元を全て修得し、AO選抜の合格者は引き続き、生物と物理の最重要単元について入学前学習を継続します。指定した化学の重要単元は、いずれも多様な様式の医薬品の構造と性質を学ぶ上で基礎となる単元です。
病院や薬局で薬剤師として活躍を目指す皆さん、新しい医薬品の開発を目指す皆さん、立命館大学薬学部で一緒に学びませんか?
学部のこんな学びに
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薬のかたちと機能
薬の溶解と吸収
製剤
医薬品の合成
細胞の膜電位
抗体医薬品