2018年度新カリキュラム
研究と指導の特徴

個々のテーマのさらなる追究

複数指導体制により専門分野や研究テーマを絞る際により多様な選択肢を提供します

「研究テーマの掘り下げ」「文献の読み込み」「先行研究の理解」「フィールド調査の実施」「教員や院生とのディスカッション」などを通じ、修士論文の執筆への研究を深めていきます。

 

このような修士論文作成のプロセスは、専門的な力量を高めていくのにかかせないものです。社会学研究科では各々の院生が取り組んでいる多様なテーマを大切にしながら、個々のテーマのさらなる追究を支援しています。

前期課程での主指導教員の選択は原則的に入試の時点で行うものとしますが、前期課程入学後、指導教員の変更が望ましいと思われる場合は、柔軟に対応します。1回生の間の副指導教員(「研究領域基幹科目」の担当教員)は、院生の主指導教員変更等について検討が必要な場合は主指導教員と連携して対応します。「研究領域基幹科目」の導入に伴い、研究指導科目は原則として前期課程1回生と2回生の合同ゼミとします。院生の研究テーマに対応した副指導教員は第2セメスターに設定され、第3セメスターより主指導教員と連携して研究指導を行い、修士論文審査では副査を務めます。

社会学研究科 研究と指導の特徴イメージ図

後期課程では主指導教員は原則として入試の時点で決定します。副指導教員については、テーマに応じて入学後(第1セメスター)に決定します。また、論文構成能力とコミュニケーション能力を向上させ、研究成果を効果的に発表できるようにするために、毎年度、専門領域で合同の研究報告会を開催します。また、後期課程においては語学運用能力の向上が求められるため、「国際関連科目」を選択科目として位置づけ履修を推奨しています。特に学位審査時までに国内外の文献のレビューを行う能力をみるため、「国際関連科目」や「研究指導科目」において一定の語学力があるかを確認します。

社会状況や院生ニーズに応じたプロジェクト系科目や実習系科目を配置しています

プロジェクト系科目としては「研究プロジェクト」「キャリア形成プロジェクト」「国際プロジェクト」の3種類を用意しています。

研究プロジェクト

社会学研究科の複合的な研究分野を統合するような「横のネットワーク」を重視したプロジェクトで、複数の教員と院生が複数年度にわたって共同研究を行うもので、研究成果を公開・発表・発信することを義務付けています。

キャリア形成プロジェクト

研究領域を超えて、社会で研究や事業等を企画・実施・運営する際に求められるスキルを習得し、高度専門職としてのキャリア形成に資することを目指して新たに開講する科目です。 実習系科目との組み合わせやアクティブ・ラーニングの様々な手法を用いて、科学的な知見を実践に応用できる人材養成を目的としています。

国際プロジェクト

2008年度より3年間、文部科学省の大学院教育改革支援プログラム(大学院GP)の取り組みを継続して2011年度から実施されていた「社会学研究科Global Project」を引き継ぐものです。理論フレームを理解しつつ、複眼的視野を養い、社会調査メソッドの修得と国際的な情報発信能力を備えて国際的に活躍できる人材・研究者を育成することを目的としています。

また、現場で実践的に研究を深めていくことを目的として、「応用社会学実習」という科目名でインディペンデント型インターンシップなどを展開しています。自分の研究のさらなる深化のため、NGOや自治体、福祉施設、新聞社、大学などの機関で充実した実習を体験していただくことができます。
また、企業・機関とコラボレートしながら実習をすすめる「コープ型」実習の展開についても検討し、より多様な実習を志向しています。