OCHI Hiroyuki

越智 裕之 教授

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  4. 越智 裕之 教授
所属学部
情報理工学部
職位
教授
専門
集積回路とシステム
担当コース
システムアーキテクトコース
研究分野・テーマ
FPGAと再構成可能アーキテクチャ、超低消費電力システム、集積回路設計自動化のためのアルゴリズムとデータ構造
過去の部活動
マイコン、バドミントン
得意な科目
物理、数学
苦手な科目
文系全般
おすすめの書籍

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Message

情報理工学の魅力・面白さとは、どのような点にあると思われますか?

コンピュータを始めとする各種情報機器は多くのハードウェアやソフトウェアが複雑に関係しあって機能しています。少し勉強すれば、とりあえず使えるようになりますが、中の仕組みは「何となく」わかるだけでしょう。いろいろな要素技術を系統的に学び、実験や演習でいろいろ試していると、ある瞬間、全部のことがつながって、深い理解の境地にたどり着きます。

立命館大学の情報理工学部は、他大学の同系学部とどのように異なるでしょうか?

情報理工学の幅広い分野から高い専門性を持った多くの教員が集まったスケールメリットが魅力です。どんなに新しくて特殊なことでも、必ず教えてくれる先生や、一緒に考えてくれる人が見つかります。また学生が元気で活気があります。

先生の代表的な研究・活動内容、現在の研究テーマについて、教えてください。

機器の小型化や電池寿命の長い携帯機器の実現を目的として、コンピュータを始めとする情報機器を構成するハードウェア、特に集積回路の研究をしています。マラソンランナーのように軽快に走り続け、サッカー選手のように瞬発力を発揮する、低消費電力で高性能な集積回路の回路方式を研究しています。

今、注目している技術・テクノロジーについて教えてください

FPGAに代表される「リコンフィギラブルデバイス」は、回路機能を自由に変えることができる集積回路です。高い柔軟性と並列性は人間の脳の仕組みにもどこか似ています。30年前にプログラマブルデバイスが出始めた頃はあまり脚光を浴びなかったのですが、今ではIntelなどの大手プロセッサメーカも研究開発に取り組んでいます。研究室ではデバイスの構成方式(アーキテクチャ)とその応用技術の研究に取り組んでいます。「マイクロエナジーハーベスティング」は、超小型の発電素子、例えばわずか数ミリの太陽電池から数マイクロワットぐらいの微弱なエネルギーを取り出し、それを活用する技術です。微弱ながらも半永久的にエネルギーを取り出せるため、様々なモノにセンサや情報処理機能を付加することができます。研究室では実際に太陽電池混載集積回路を設計、試作しています。

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