モーションキャプチャとは、人間の複雑な動作をコンピューターによって計測し、比較・研究するための技術です。もともとこの技術はスポーツの動作分析や、リハビリテーションなどの医療のために開発されました。しかし現在では、映画やゲームのCG作成にも利用されるようになり、映像業界でも活用されるようになりました。モーションキャプチャの設備を持つアート・リサーチセンターと連携して映像学部でも利用する予定です。
モーションキャプチャの中でも代表的な「光学式」。これは体の各部に「マーカー」と呼ばれる光を反射する小さな玉を取り付け、周囲の照明からの反射光を撮影して計測する方法です。おそらく多くの人が一度は目にした事があるのではないでしょうか?映像学部もこの「光学式」を採用しています。
この設備、実は値段も「こうがく(高額)」です。なんとマンションを一部屋購入するのと同等の金額だそうです。
また、モーションキャプチャは実に高い精度を誇ります。誤差はわずか1ミリ程度、毎秒240コマの細かさで動作の計測ができます。テレビは1秒30コマ、映画は1秒24コマなので、比較すればモーションキャプチャの精度の高さが理解できると思います。この設備も研究に利用できる予定です。
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