被災地のニーズを汲み取り、街づくりに活かす体験~大船渡まちづくりプログラムを実施

 被災地(岩手県大船渡市と陸前高田市)の被災場所の視察や地域住民との交流を通じて課題やニーズを把握し、街づくりの課題解決策を提案する「大船渡まちづくりプログラム」の事後学習会が3月24日、立命館朱雀キャンパスで行われました。

 本学は、東日本大震災で被災した大船渡市と2016年4月に包括連携協定を結んでいます。本プログラムは、2017年度から運用を開始した「学びのコミュニティ集団形成助成金(正課外プログラム)」を活用し、昨年12月からまちづくりプログラムとして開始。プログラムを通じて被災地を学生16名が訪問しました。活動期間中は、「知る、考える、聞く、まとめる」をテーマに、地元の高校生や店舗を失った被災事業者ら約20ヶ所から当時の体験や今の課題を聞き、今後の街づくりのあり方について考えました。

 事後学習会では、災害復興支援室副室長の久保田崇教授(元岩手県陸前高田市副市長)から、学生らに被災地訪問で感じた想いを共有することの大切さ、被災地を訪問することは「学び」に直結することを説明。その後、参加した学生一人ひとりから、プログラムで得た学びや被災地を訪問し変わった心境の変化、これからの抱負について説明し、自分たちができる復興支援のあり方について意見交換しました。

 プログラムに参加した田中巴実さん(生命科学部2回生)は、「プログラムに参加したことで、防災意識や自己防衛意識が一層強くなった。今後は、現地視察だけではなく、行政の制度や法律、防災減災に関する知識を学んでいきたい。」と語りました。

【大船渡まちづくりプログラム】概要
事前学習会:2017年12月16日
現地活動:2018年2月17日~23日
事後学習会:2018年3月24日

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