2016.10.25 NEWS

情報理工学部・情報理工学研究科の院生が第170回HCI研究会で2016年度学生奨励賞を受賞

 2016年10月24日~25日に筑波大学にて開催された第170回ヒューマンコンピュータインタラクション研究会(主催:情報処理学会、以下「HCI研究会」)で若尾あすかさん(情報理工学研究科・前期課程2回生)が発表した「ショッピングモールにおけるグループ来訪者の連続的な気持ちの調査」が2016年度学生奨励賞を受賞しました。

若尾あすかさん(情報理工学研究科・前期課程2回生)
若尾あすかさん(情報理工学研究科・前期課程2回生)

 発表された内容は、ショッピングモールにおいてグループ来訪者の滞在中の満足度を向上することを目的に行った調査について。 グループの被験者に実際に買い周りをしてもらい、ショッピングモールの滞在中にグループの各々が 「どのようなとき」 に 「どのような体験」 をしているのかを調査するため、15 分おきに自身の気持ちと同行者の気持ちを推測した値と理由について “つまらない” と “たのしい” を尺度として、専用のスマートフォンアプリケーションへ入力してもらい計測をしました。 この調査を通して、買い周り中には様々な要因で来訪者の気持ちに変化が生じていることがわかりました。また、グループの中で気持ちの変化とその認識にズレが生じている場合もあることもわかりました。グループ内で気持ちにズレが生じるグループに対しては、買い物を振り返ることで同行者の気持ちの変化の原因を理解し、自分の買い周りに対して内省を促す仕組みの提案もされました。

 HCI研究会では、毎回の研究会における「学生による発表」のうち、優秀なものを若干数(0~2件程度)選出して表彰が行われています。若尾さんへは表彰状が贈呈され、受賞論文はHCI研究会ウェブページで紹介されています。

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