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教員紹介

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川﨑 佑磨准教授 KAWASAKI Yuma

所属学科
環境都市工学科
研究室
インフラマテリアル研究室
学位
博士(工学)

経歴概要

2009年3月 熊本大学工学部環境システム工学科 卒業 2010年3月 熊本大学大学院自然科学研究科社会環境工学専攻博士課程前期課程 修了 2012年3月 熊本大学大学院自然科学研究科複合新領域科学専攻博士課程後期課程 修了

研究について

研究分野・テーマ

社会基盤施設の維持管理、コンクリート工学、非破壊検査

研究キーワード

コンクリート工学、非破壊検査

研究概要

インフラマテリアル研究室では、社会基盤施設(インフラ)の維持管理に関連した研究とコンクリートに関連した研究を進めています。インフラの維持管理では、対象材料をコンクリートに限らず、鋼やゴムを利用した部材などの健全性評価の研究を行っています。インフラの健全性を見極めることは、持続可能な社会の構築や自然災害からの防災の観点からも非常に重要なことです。当研究室では、非破壊試験法を利用して様々な課題に取り組んでいます。コンクリートでは、ポーラスコンクリート(空隙がたくさんあるコンクリート)を利用した研究やコンクリート材料の新たな可能性について研究を行っています。ポーラスコンクリートは、緑化や生物共生、水質浄化などに利用可能な材料であり、当研究室では、ポーラスコンクリートの品質管理や生物共生に関連した課題に取り組んでいます。

  • ポーラスコンクリート適用箇所

  • ゴム支承健全性評価の室内実験の様子

インタビュー

研究者になったきっかけ

私は工業高等専門学校(いわゆる高専)を卒業して熊本大学に編入学しました。その時から大学院(博士前期課程)への進学希望がありました。4年生から博士前期課程の間に、コンクリートに関する研究を体験していく中で、研究や教育の面白さ、難しさなど様々な面に魅力を感じて博士後期課程に進学を決めました。何か解決されていない現象、課題に対して、自分も含めて周りの人と連携しながら解決していくこと、その成果を論文や研究発表で国内や海外でアピールできること、自分の研究で世の中を少しでも良くすることができる点で研究者として働くことは魅力的だと感じました。

受験生へのメッセージ

私たちの分野は、私たち自身が安心・安全・快適に過ごす上で必ず重要な分野です。昨今では、突発的な豪雨やそれに伴う土砂災害、度重なる地震など自然災害が頻発しています。多くの基礎的な技術を学ぶことは、このような災害を防災・減災するために非常に重要なことです。私の研究室を含め、立命館大学でしかできない研究もたくさんあります。是非、私たちと一緒に学びましょう。ご縁があれば、なぜ高専へ進んだのか、コンクリートを研究しているのか、など語らえれば嬉しい限りです。

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