平井 慎一教授 HIRAI Shinichi
- 所属学科
- ロボティクス学科
- 研究室
- ソフトロボティクス研究室
- 学位
- 博士
経歴概要
1985年3月 京都大学 工学部 数理工学科 卒業 1990年3月 京都大学大学院 工学研究科 数理工学専攻 博士課程 修了
研究について
- 研究分野・テーマ
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柔らかい材料で構成されるロボット
- 研究キーワード
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ソフトロボティクス,力学、柔軟ロボット
- 研究概要
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ソフトロボティクス研究室では、柔らかい材料で構成されるロボットに関する研究を進めています。われわれの研究で、柔らかい材料を用いることにより、硬い材料で構成されたロボットでは難しかった機能を簡単に実現できることが示されています。柔らかい材料を用いて実世界で賢くしかも逞しく動く物理システムを実現すること、 その学術的な理論を確立することを目指しています。将来的に、柔らかい物体や生体材料等を用いたロボットにより、実世界で人のように動く物理システムを実現したいと考えています。
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柔軟指操作
柔らかい指先を持つロボットハンドで物体を器用に操作できます。 -
跳躍移動ソフトロボット
柔らかいボディと柔らかいアクチュエータから構成されているロボットです。
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インタビュー
研究者になったきっかけ
私が修士課程のときに,ロボティクスの研究を進めている助教授の方が,研究室に加わりました.彼はロボティクスの研究グループに,院生2名を募集しました.未知の分野で面白そうでしたので手を挙げて,研究グループに加わりました.最初のミーティングで,その先生は院生2名に,「ロボティクスの研究には,二つの分野があります.一つはマニピュレータの研究,もう一つはマニピュレーションの研究です.前者は,メカニカルな腕や手をどのように設計し,制御するかという研究で,現在も盛んに研究されています.後者は,把持や組立をどのように実行するかという研究で,今は散発的ですが,5年後には重要な分野になります.もし研究者になりたいならば,このマニピュレーションの研究を勧めます」とおっしゃいました.それを聞いて単純に面白そうだったので,ロボティクスの研究を始めたのがきっかけです.