野方 誠教授 NOKATA Makoto
- 所属学科
- ロボティクス学科
- 研究室
- 生活支援メカトロニクス研究室
- 学位
- 博士(工学)
経歴概要
1993年3月 九州工業大学 情報工学部 機械システム工学科 卒業 1995年3月 九州工業大学大学院 情報工学研究科 情報システム専攻 博士課程前期課程 修了 1998年3月 名古屋大学大学院 工学研究科 マイクロシステム工学 博士課程後期課程 修了
研究について
- 研究分野・テーマ
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診断治療ロボット、高機能小形医療機器
- 研究キーワード
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手術機器・デバイス、メカトロニクス
- 研究概要
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我々の日常生活の質を向上させるために、医用ロボット、高機能小形医療機器、福祉支援機器などの研究を行っています。 【診断治療用体内ロボット】 長期間体腔内に留置され、外部磁場により臓器表面を移動しながら検査や医療行為を行う体内ロボットの研究。柔らかい臓器内で正確な位置決めのできるメカニズム、診断機能、治療機能、移動用の磁場を発生させるシステム、移動シミュレーション、ロボットの挙動解析を行っています。 【低侵襲治療のための術具】 ダメージの少ない臓器外科治療のための術具の開発。外径1mmのマイクロ鉗子を搭載した血管カテーテル、腹腔鏡下手術で使う多機能内視鏡。小形でありながら手術に必要とされる自由度や剛性を有する術具を目指し、設計と製作を行っています。
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直径1-2mmの体内治療把持鉗子
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インタビュー
研究者になったきっかけ
ロボット漫画を読んで育った少年でした.最先端の能力をもつロボットを作ってみたいという想いが,やがて人の役に立つ機械機器・システムを研究開発したいという志に変わり,機械システム工学が学べる大学を選び,受験して入学しました.大学4回生の時に,医療ロボット,医用機械システムの研究室に入り,現存の駆動源であるモーターやエンジンではなしえない,人に優しい,安全安心な機械要素機器デバイスを創出したいと大学院博士課程に進学,これまでのものではない全く新しいデバイスを研究開発して博士号を取得して研究者になりました.