岡井 有佳教授 OKAI Yuka
- 所属学科
- 環境都市工学科
- 研究室
- 都市計画研究室
- 学位
- 博士(工学)
経歴概要
2003年9月 パリⅩ(ナンテール)大学都市整備・地域開発高等専門課程 修了
研究について
- 研究分野・テーマ
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持続可能な都市の構築・マネジメント
- 研究キーワード
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都市計画、都市政策、まちづくり
- 研究概要
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人口減少や地球環境問題の高まりなどを背景に、都市は拡大・成長の時代から縮小の時代へとシフトし、「豊かで活力ある持続可能な都市」の実現が求められ、一方で、都市化時代につくられた近代都市計画制度の抜本的な見直しが必要とされています。そこで、成熟した都市型社会において、(1)拡散した都市をいかに計画的に縮小していくか、また、(2)地域の特性を活かした都市を実現するためにいかに都市の維持管理を行っていくかという点に着目して、地区レベルから広域レベルまでを対象とした都市・地域計画システムに関する研究、および、国から地方、さらには住民やNPO 等を含んだ多様な主体の参加と協働による都市のマネジメントに関する研究を行います。さらに、日本の都市のみならず、欧州を中心とした海外、特にフランスの都市計画との比較を実施します。
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パリ・デファンス地区再再開発プロジェクト
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大阪御堂筋歩行者空間
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インタビュー
研究者になったきっかけ
大学時代は、自分が研究者になるとは全く想像していませんでした。今振り返ると、社会人になってからフランス政府給費留学生としてパリでの留学の機会を得たことが、研究者になるきっかけだったと思います。私の専門分野であるフランスの都市計画の研究は日本ではほとんどなかったこともあり、それなら自分がやろうと思ったことが、今につながっているように思います。都市計画の分野は、「都市」を自分の目で見て感じることが何より重要ですので、現地調査と称して、世界中どこにでも仕事として行けることが楽しいですね。