本間 睦朗教授 HONMA Mutsuo
- 所属学科
- 建築都市デザイン学科
- 研究室
- 建築光環境デザイン・設備技術 研究室
- 学位
- 博士(工学)
経歴概要
1986年 東京理科大理工学部電気工学科卒業 1986年 株式会社 日建設計入社 2010年 千葉大学大学院 自然科学研究科 統合デザイン学講座 後期博士課程 修了
研究について
- 研究分野・テーマ
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人々が幸福につながるデザインの追求
- 研究キーワード
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光環境計画、照明デザイン、電気設備設計
- 研究概要
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人々は幸せになるために生きるべきです。そして、自身の幸せは多くの人々の幸福の上に成り立っているはずですので、必然的に多くの人々の幸福につながるような生き方をするべきでもあります。 私は、人々の居住環境を創ることを仕事として生きているのですが、この人々の居住空間を創るという行為は、人々を幸福にするだけのポテンシャルを有していると私は信じています。 私は、これまで永く建築設計事務所で、人々の居住環境を創ってきたのですが、その過程で見いだせたひとつの目標があります。それは、快適な居住環境という概念を超えた、多くの人々の幸福につながるようなデザインをすること、でした。例えば省エネ建築を創るのであれば、居住者がその環境での居住を楽しんだ結果が省エネルギーになるのであれば理想的です。つまり、知らず知らずに居住者が能動的に楽しんだ結果が省エネにつながるような、そんな環境をデザインすることが理想との考えに行きついたのでした。 これからは、専門である光環境計画・照明デザイン・電気設備設計を通して、「見いだせた目標」を形にしていくことが、私の考える研究テーマです。
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シミュレーションで再現した昼光と建築の融合
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インタビュー
研究者になったきっかけ
研究者という呼称は、居住空間を創るうえでの実務者とは一線を画すとの解釈も可能だと思います。しかし、私は、今でも実務者の視点で良い居住空間を創ることを目標に活動していますので、ここでの回答を「大学に所属することになったきっかけ」と読み替えて説明させていただきます。 居住空間を創る実務は、私にとってはとても面白い仕事でした。私たちの創る居住空間には既製品という概念がありませんでしたので、いつも様々な知見を集め、なかば手探りで新しいことにトライする日々でした。 この楽しさを、臨場感を、若者にも伝えたいものだと思いました。 かつて吉田松陰は松下村塾で塾生たちと共に学ぶ姿勢で接していたと聞きます。その松下村塾から日本を動かすような人物が輩出されました。 私も、若者とともに学び、自らの資質の向上を図りたいと思っています。そして、私とともに学んだ若者が、いつの日か人々の幸福に大きく貢献できるようになっていただけるのであれば、それはとても嬉しいことです。 そんな思いを抱いて大学に移りました。