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教員紹介

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柏倉 俊介講師 KASHIWAKURA Shunsuke

所属学科
機械工学科
研究室
資源循環・リサイクル工学研究室(山末研究室)
学位
博士(環境科学)

経歴概要

2010年3月 東北大学大学院環境科学研究科 環境科学専攻 博士後期課程 修了 2010年4月 東北大学大学院工学研究科 産学官連携研究員 2010年5月 東北大学金属材料研究所 分析科学研究部門 助教 2020年4月 立命館大学理工学部機械工学科 資源循環・リサイクル工学研究室 講師

研究について

研究分野・テーマ

光学センサー技術を用いた廃棄物中の有価物質の高速分別

研究キーワード

金属スクラップ、リサイクル、レーザー誘起ブレークダウン分光法

研究概要

金属、特に鉄鋼はリサイクル率が90%を超え「リサイクルの優等生」と呼ばれています。しかしこのリサイクル率というものは重さでしか計算されていないため、多種多様な有価金属が添加されている金属は有価金属が含まれているにもかかわらず、含まれていない金属と一緒くたにリサイクルされてしまっています。そこでリサイクルされる前にレーザーなどを照射して添加金属の含有量を一瞬のうちに測定し、分別する技術開発を行っています。

インタビュー

研究者になったきっかけ

私が大学生になった前後に、日本では循環型社会形成推進基本法という法律が制定されました。この法律によって日本はリサイクルを重視する国家に舵を切ったと言っても過言ではないと思っています。入学時の選考は金属工学でしたが、3回生の時には大学院環境科学研究科が設置され、この時点で金属を中心としたリサイクル技術の研究を志したいと思いました。4回生の時に配属された研究室の指導教員に「これから環境科学は必須になるよ」と伺いましたが、昨今のSDGs(Sustainable Development Goals)を中心とする取り組みが盛んになっている昨今、改めてこの分野の研究者になったことに間違いはなかったと思っています。

受験生へのメッセージ

私がスペシャリストの対比として「ジェネラリスト」という言葉を初めて聞いたのは中学生の時でした。T型やH型など類似の言葉は多々ありますが、換言すれば「多様な専門性を持ち、総合的な判断を下す人材」といったところでしょうか。勉強でも遊びでも興味の対象を限定せず、幅広い知識を習得することを目指して欲しいと思っています。勉強したことが報われるかどうかは運などにも左右されますが、勉強する姿勢とプロセスは絶対に無駄にはなりません。

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