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2019.09.17

2019.09.17

オーストラリア・モナシュ大学と共同で、茨木市商店街をフィールドに地域の魅力を引き出すお祭りイベントを実施

 立命館大学理工学部建築都市デザイン学科および理工学研究科環境都市専攻建築都市デザインコースの学生・院生が合同で行う授業(担当教員:武田史朗、藤井健史、遠藤直久)において、オーストラリア・モナシュ大学の院生とともに、商店街振興組合および茨木市のご協力の下、阪急本通商店街など阪急茨木市駅前の商店街を舞台に1週間という短い期間で、商店街の魅力を引き出しためのスペース作りに挑戦しました。

キッチンヤタイ20190917-1   ↑ キッチンヤタイ

 授業最終日の8月31日(土)には、お祭りイベントでの作品発表を通して、外部専門家による講評会を行いました。最優秀賞には、卵専門店「土岐鶏卵」さんの新鮮卵をゆで卵にして提供する「キッチンヤタイ」が選ばれました。

 本授業は、著名な建築家を客員教授(今年度:鈴野浩一氏、芦沢啓治氏)としてお招きすることで、受講生がより高いレベルの建築・設計を実習することができています。過去3年間をびわこ・くさつキャンパス内で実施してきましたが、今年度は、学外実施かつ、海外の大学と共同するという、初めて尽くしのプロジェクトとなりました。
 受講生達は、学外でのフィールドワークや英語でのコミュニケーションに苦労しつつも、商店街の魅力をより多くの地域住民に体験してもらえるスペース作りに励みました。ご協力いただいた商店街の方々からも、「学生達が一生懸命に作業している姿が良かった」「壊してしまうのが勿体無いなど」のお声をかけていただき、また、参加いただいた地域住民の方からは、「いままで入ったことのないお店を知る機会になった」「素敵なお店がたくさんあることを知った」などの感想をいただくことができました。
 今回のプロジェクトが、市民と協働する新しい環境づくりの一助となるとともに、本授業で制作した作品が、商店街の魅力を引き出し、新しい商店街の風景づくりやDIYおよび建築文化の普及へとつながることを期待しています。

 ウオールヤタイでの審査の様子20190917-2    ↑ウオールヤタイでの審査の様子


ガーデンヤタイ20190917-3     ↑ウオールヤタイでの審査の様子


バイクヤタイ20190917-4      ↑バイクヤタイ