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AMBASSADOR

まずは自分が楽しむことを
大切に、
もっと
たくさんの人を笑顔に

#01
2019年 産業社会学部 卒
辰己 涼介
TATSUMI Ryosuke
東北楽天ゴールデンイーグルス

PROFILE

兵庫県出身、立命館大学産業社会学部卒業。立命館大学硬式野球部では、リーグ3連覇に貢献。個人でも2度のベストナイン獲得や主将としてもチームを牽引。2018年にドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスから指名を受け、入団。最多安打者賞やベストナイン、三井ゴールデン・グラブ賞に4年連続選出されるなど、球界を代表する選手として活躍。

産業社会学部を卒業後、プロ野球選手として東北楽天ゴールデンイーグルスへ入団し、4年連続で三井ゴールデン・グラブ賞を受賞するなど活躍を続ける辰己涼介さん。立命館大学硬式野球部時代のこと、プロ野球選手として結果を出すための心構え、そしてこれから、ファンの方や社会に対しどんな価値をもたらしていきたいと考えているかなどお話を伺いました。

プロ野球人生で活きている、
自律心を育んだ4年間

―辰己さんは、どんな学生生活を送っていたのでしょう?

辰己さん:立命館大学は、僕が高校在学中、最初にスカウトをいただいた大学でもあったので「やるぞ!」という気持ちで入学しました。大学へ入学して大きく変わったのは時間の使い方。高校までと違い、どの授業を履修するかであったり、部活動の練習時間など自分で決められるようになりました。具体的には立命館大の野球部は練習が3部制になっていて、例えば授業を多く取っている人は朝練のみ、午前で終わってしまう人は午後練のような形でそれぞれが練習の時間を選ぶ形でした。ちなみに僕は単位があまり取れていなかったので、ほとんど早朝練習でした。大学生活の後半は授業が多くなってしまってなかなかきつかったですね(笑)。

―大学時代に培い、現在に活きていると感じることはありますか?

辰己さん:4年間を通して自律心が鍛えられたと感じます。もともと僕が体調を崩しやすいこともあり、生活のリズムを整えることが大切だと考えていて。現在、デーゲームの日もナイターゲームの日も、だいたい朝7時半から8時くらいには起床して練習に向かうようにしているんです。もっと早く起きる時もありますが、寝るのが遅くならないようにいつも心掛けていて、現在も日々のサイクルを崩さず継続しています。

学生時代は大学日本代表の主将としても活躍

困難な状況でも、常に
ポジティブな未来を想像する

―プロ野球選手として、4年連続で三井ゴールデン・グラブ賞など輝かしい実績を残し続けていますが、成果を出すために日々大切にされていることはありますか?

辰己さん:これは僕だけじゃなくどの選手もですが、野球の技術のポテンシャルは間違いなく一定レベル以上あると思っています。ドラフトで選ばれているわけですから当然です。じゃあ、どこで差がついてくるのか。あとは考え方と我慢が大事だと思っていて。試合中、打者って投手に比べると受け身の状態が多いんですけど、いかなる状況でもあまり欲を出さずに我慢できるかが大切だと考えているんです。打てない時でも、上昇気流に乗るのをじっくり待つ。これは、野球のみならず人生においてもすごく大事だと思っていて日々意識していますね。

―シーズンを通して130試合以上ある中で、調子が上がらなかったり苦しい時間もあると思いますが、どのように向き合い乗り越えているのでしょう?

辰己さん:ポジティブな未来を想像するようにしていますね。なかなか打てなかったり、厳しいなって状況があったとしても「いつ状態が上がってくるだろう?」「打てるようになった時、周りはどんな反応をするだろう?」と、調子が良くなった時の自分の姿を想像しています。それは、これまでの人生で、苦しかったりしんどい状況もそれなりに経験してきて、「それらと比べたら今の状況は何ともない!」と思うことができているからかもしれません。あとは何より、自分自身には “困難を覆せるパワー”があると信じているので!

人を楽しませる、そのために
まずは自分が楽しむ

―これから社会に対して、どんなアクションやチャレンジを行っていきたいですか?

辰己さん:野球を知らない人たちにも面白さや魅力が広がっていったらいいなと思っていて。そのために、まずは“辰己涼介”という人間を知ってもらえるような取り組みをどんどん行っていきたいですね。そこで大切にしているのは、何か表現したり発信をする際には、まず自分が楽しむということです。届ける側が楽しんでいなかったら、受け取る方も面白くないと思うんですよね。三井ゴールデン・グラブ賞での仮装なども、何より僕自身がすごく楽しむことができました。ちなみに2024年度の「全身を金」にした姿は、反響も大きくてインパクトを与えられて嬉しかったです。自分自身、鏡で見た時、2024年を振り返った中で、いろんな意味で一番輝いているなって思いましたし(笑)。これからも、見ている人に楽しんでもらいたいですね。

―ありがとうございます。最後に、立命館の校友や現役の学生さんに向けてメッセージをお願いします!

辰己さん:125周年おめでとうございます!立命館は歴史と品を併せ持った素晴らしい大学だと思います。卒業された方、在学生の方、これから入学される方々、みなさんそれぞれ、自信を持って自分の道を進んでほしいです。僕はちょっと独自の路線を歩んでいるところがありますけど(笑)。

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