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- サバンナ 八木真澄 氏・高橋茂雄 氏
AMBASSADOR
前を向いて日々を積み重ねた先に、
自分らしい人生は広がっていく

PROFILE
京都府出身。吉本興業所属、お笑い芸人サバンナのツッコミ担当。立命館中・高出身。立命館大学へ進学し、産業社会学部を卒業。柔道二段、極真カラテ初段。「ブラジルの人聞こえますか~!」など1000個以上のギャグを持つ。2022年よりフィナンシャルプランナーの資格取得の勉強を始め、2024年には同FP1級に合格。著書に「年収300万で心の大富豪」「FP1級取得!サバンナ八木流 お金のガチを教えます」。
PROFILE
京都府出身。吉本興業所属、お笑い芸人サバンナのボケ担当。立命館中・高出身。立命館大学へ進学し、産業社会学部を卒業。テレビ番組の司会や、声優、YouTubeなど幅広く活躍中。また、大のサウナ好きとして知られ、2021年にはサウナ用の別荘が完成。オリジナルのサウナグッズなども制作し、自身のYouTubeチャンネルで発信している。また、将棋好きとしても知られ、NHKの将棋番組のMCも務めている。著書に「すごすぎる将棋の世界」。
共に立命館中学校出身で、高校時代は柔道部の先輩・後輩でもあった八木真澄さんと高橋茂雄さん。1994年、立命館大学在学中にコンビを結成し、サバンナとして活動を開始した二人。お笑い芸人としてこれまで大切にしてきたこと、これからの夢や目標、そして社会や立命館に期待することなどお話を伺いました。
コンビ結成30年、
立命館高校時代から
築いてきた結束力
―立命館大学のキャンパスで、八木さんが高橋さんに声をかけたところからコンビが結成されたんですよね?
高橋さん:はい、八木さんとは立命館高校時代に柔道部で出会い、僕は1学年後輩でした。
八木さん:当時、僕は将来空手の道に進む気持ちでいたので、その合間の息抜きに「今、お笑い流行ってるから一緒にやらへん?」って声をかけましたね。
高橋さん:その頃は、まさかプロとしてやっていくとは全く想像していなかったですね。でもその一方で、どこかの企業に就職する選択肢も一切なかったです。お笑い芸人としてやっていくと決意を固めていたわけじゃなかったけど、仕事がどんどん入ってきてそれに打ち込むのに必死だったのもあって。結局そこからなし崩し的に吉本に引きずり込まれて今に至ります(笑)。
八木さん:僕、吉本からのお給料、未だに学生時代のアルバイトで作った銀行口座に振り込まれていますからね(笑)。

―大学生活を通して、今に活きていることはありますか?
高橋さん:たくさんあってなかなか1つに絞って答えるのが難しいんですけど、歴史が長く社会への影響力も大きい立命館という場所で学んだことや過ごした時間全てが、今の僕に繋がっていると感じますね。それこそ相方との出会いも含めて。
八木さん:本当にそう思いますね。一般的にお笑い芸人のコンビって事務所に入ってから組むことが多いんです。でも僕らはもともと知った仲だった二人が組み、その状態で吉本に入りました。だから結束力は他のコンビより強いかもしれないですね。

“これがお笑い”と
括らないことが、
自分らしくいる秘訣
―2024年でコンビ結成30年ですが、好きなことを続ける秘訣はなんでしょう?
高橋さん:これまで、めっちゃ努力してきたというよりなんとなく流れに乗り続けてきた感覚なんですよね。お笑いって、今日何をしたとか、趣味や好きな食べ物だったり、日常の全部が仕事のネタに繋がる。だから無理することなく続けてこられたというか。
八木さん:お笑いって何でもありですよね。僕なんて、犬と漫才してみたり子どもと体操したり、これはお笑いか?ってことばかりしていますし(笑)。これをやらないといけない!と括らずに、広く捉えるようにしていますね。

―芸人として自分らしくいるために、日々意識していることはありますか?
高橋さん:20代の時は「誰にも負けたくない!」みたいに尖っていましたけど、今はそういう感覚もどっかにいってしまいましたね。良いのか悪いのか分かりませんけど(笑)。八木さん、意識していることあります?
八木さん:僕は47歳頃がホンマにしんどかった(笑)。レギュラー番組が全部無くなって、そこから一人で営業に行くようになって。「TVでよく見る高橋の相方です!」って名乗ったりしてね。その頃から、自分ならではの強みを作るためにファイナンシャルプランナーの勉強も始めて資格を取りました。そしたら講演会やTVに呼んでもらえるようになって。この世界で生き残っていくために、対策を考えて次の手をどんどん打っていくことは大切かもしれませんね!

「今」やってみたいことを、
一つひとつ叶えていく
―この先、どんな社会にしていきたいか、またそのためにチャレンジしたいことはありますか?
高橋さん:現時点では上手く言葉にできないですけど、どんな社会になっても「必要とされる人」でいたいとは思いますね。
八木さん:僕、今、未確認生物を勝手に考えて毎日SNSで投稿したり、子どもたちに空想の生物を描いてもらい名前や生息地を発表してもらうイベントをやっているんですよ。今後はそのイベントをお年寄りの方に向けてもやってみたいなと思っていて。いろんな空想をしてもらうことによって、例えば認知症の予防だったり、何より楽しんでもらう時間を作れたらいいなって考えているんです。子どもとお年寄りが一緒に楽しめるような場を作るのもありですよね。
高橋さん:そんな壮大なこと考えてたんや(笑)。
八木さん:まぁ考えてるだけで、未確認生物を描き続けること以外できないですけど(笑)。
高橋さん:正直最初は「何をしてんねん!」て思っていたんですよ。でも、そこから実際に絵本になってそれを読んだ時、これはすごいことやってるわって思いましたね。

―「10年後にこうありたい」といった夢や目標はありますか?
高橋さん:あまり長期的には考えていなくて、「次の金曜はあそこのサウナに行きたい!」みたいな身近なゴールを設定して、ちっちゃい“ドリームズ・カム・トゥルー”を積み重ねていく日々を楽しんでいますね。そうするといろんな夢をすぐに叶えられて嬉しいじゃないですか。キャリアを引退してからやりたいことをやろうって考えもあるけど、引退したその時と今の感覚は違うかもしれないし、やりたい気持ちがある今の方が面白いと感じられる気がするんですよ。実は今年、芸人になって初めて夏休みを取るんですけど、そのゴールを楽しみに日々頑張っています!ようやく働き方改革です(笑)。
八木さん:僕も、あまり目標設定しないタイプで、毎日の仕事を楽しんでやっていくことが大事だと思っています。正直なところこの世界って、望んだ通りにならないことも多くて。だからその日にできることをやる。それが積み重なって自分の適性に気付けたり、出会うべき人とも繋がっていくんじゃないかって思いますね。あとは最近「もう俺、我慢する歳やないやん!やりたいことやった方がええな!」って思うので、興味があることにはどんどんチャレンジするようにしています。

―これからの立命館に期待することはありますか?
八木さん:社会人になって思うのは、大学に入るまでに必要だった力以外も求められることが多いなってこと。例えば、学校のテストや受験勉強では理解する力や記憶力が大切だったけど、社会人ではコミュニケーション力も必要だったりするみたいな。そんな、社会に出てから役立つ力が身に付くような教育プログラムなどの環境づくりを、立命館が先陣を切ってどんどん進めてくれたら嬉しいですね!
高橋さん:確かに、例えば英語とか、海外旅行に行くと何にも身に付いていないと感じることが多い……。中学からそれなりに勉強してきて、サボった覚えもないのに。大学を卒業したら最低限の会話ができるくらいのレベルになるような新たな学びのシステムを作ってほしいですね!あとは、卒業した人は永久に学食を利用していい権利が欲しいです!たまに食べたくなるんで(笑)。

―最後に、長く過ごされてきた立命館への想いやメッセージをお願いします!
八木さん:仕事場で、びっくりするくらい立命館出身の方に会うことが多いんですよ。吉本の社員さんや、営業に行った時も「俺、先輩や!」と声をかけてもらったり。校友として大事にしてもらっているなと感じますし、とても感謝しています。立命館で学んできたこと、過ごした時間そのものが財産です。
高橋さん:たくさんの校友がいる中で、立命館という同じ場所に通っていたことで魂が繋がっているような気がしています。一人ひとりフィールドは違えど、共に活躍できるようにお互い心の中でエールを送り合いたいです!

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