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AMBASSADOR

プロレスを通して
パワーを交換しあい、
みんなが
元気な日々を送れるように

#02
1999年 法学部 卒
棚橋 弘至
TANAHASHI Hiroshi
新日本プロレス

PROFILE

立命館大学法学部卒業。大学3回生時、新日本プロレスの入門テストに合格。卒業後、1999年に入門。IWGPヘビー級王座、IWGPインターコンチネンタル王座、NJPW WORLD認定TV王座など数々のタイトルを獲得。2023年12月からは、選手兼社長として新日本プロレスリング株式会社の代表取締役社長へ就任。キャッチコピーは「100年に一人の逸材」、試合での決め台詞は「愛してま〜す!」。

法学部を卒業後、プロレスラーとしてデビュー。選手として第一線で活躍するかたわら、新日本プロレスの社長も務める棚橋弘至さん。立命館大学在学時のプロレスラーを目指していた日々の話や、デビューしてから選手として大切にしてきたこと。そして、この先プロレスを通して社会にどんな価値をもたらしていきたいと考えているかなどお話を伺いました。

自ら切り拓いた
プロレスラーへの道

―立命館大学では、どのような学生時代を送っていましたか?

棚橋さん:自分で選んだ一つひとつが未来へと繋がっていくような時間でしたね。高校までずっと野球をしていて、大学に入学してから本格的にプロレスラーを目指し始めたということもあり、大学生活では筋トレを最重視していました(笑)。時間の使い方としては筋トレ5割、学業3割、バイト2割の感じでしたね。ボディビルの専門誌を読んだりジムでトレーニングをして身体を大きくしたりして。1回生が終わる頃には、体重が68kgから 80kgまで増量し、卒業時には90kgまで到達しました。当時、むちゃくちゃ食べてましたよ。基本、1日7食。大学の学食で定食と丼ものを頼んでそこに納豆2パック追加して、1回あたり300円ほどで済むところ1000円分くらい食べ、部活帰りにも丼ものの大盛り、さらに朝晩はプロテイン。だから、僕の筋肉はお金がかかってます(笑)。この肉体の変化がプロレスラーへの夢を後押ししてくれました。

観たらエネルギーが満タンに、
そんなプロレスを

―今、プロレスラーとして大切にされていることはなんでしょう。

棚橋さん:高校生の時、深夜に観たプロレスがすごく面白くて、そこから生きるのが1000倍楽しくなったんですよ。なので、まだプロレスを観たことがない方々にも知ってもらって、少しでも生きるエネルギーにしてもらいたいっていう信念があります。また、プロレスってリングと客席の間でエネルギーの交換がある競技でもあるんです。ファンに応援され、僕らはそれに応えて全力で闘う。そして、終わって会場を出たらファンの方はエネルギーが満タンになっている。そんな日々の活力になるような新日本プロレスを目指したいですね。

―経営者としてチャレンジしたいことはありますか?

棚橋さん:やはりプロレスという業界はスターを生み出さないといけない。今、社長としての立場も加わって、いろんな方々とコミュニケーションが取れるようになりました。これまで僕が選手として取り組んできたプロモーション活動に加え、繋がりを作ることも積極的に行っていきながら所属選手にとってのチャンスを広げていきたいですね。トップが営業するというのは僕にしかできない仕事だし強みでもある。スターは作ろうと思って作れるものでなく難しさもありますが、だからこそ面白いチャレンジでもあります。

―様々なチャレンジをする中で、ご自身の思う通りいかないこともあると思いますが、どう気持ちを切り替えていますか?

棚橋さん:僕は落ち込んだことがないんですけど。でも負けた試合や思い通りにいかなかった試合は、めちゃくちゃ悔しい。そういう時、「わーすれろ!」っておまじないを自分にかけて、悔しい気持ちをしまっておくんです。また似た状況になった時に、しまっておいた悔しさを「この野郎!」ってエネルギーとして出す。引きずらないけど、なかったことにしないで上手く活かすようにしていますね。

人の喜びを自分の喜びに
できる優しい社会へ

―これまでの経験を通して、社会にどのような前向きな「インパクト」を起こしたいですか?

棚橋さん:小学生の頃、テストで100点を取ったことがあって、母がむちゃくちゃ喜んでくれたんですよ。それが、満点だった事実よりも嬉しかった。それ以来、「他人の喜びを自分の喜びにできる人間になりたい」というのが、仕事への姿勢でもあり、僕の生き方になっています。地方巡業で日本全国を回る時も、年に1、2回しか直接観るチャンスがない試合をずっと楽しみにしてくれているファンの方がいて。そこで、やっぱり100%のパフォーマンスを見せたいじゃないですか。だから、調子が上がらず厳しいかなと思う日があっても「大会を楽しみにしてくれている人がいる!疲れてない!」って、奮い立たせることができています。まぁ、そもそも疲れたことはないんですけどね(笑)。世の中も、そんな風に人の喜びを自分の喜びにできる優しい世界になったらいいなと思います。

―ありがとうございます。最後に、立命館の校友や現役の学生さんにメッセージをお願いします!

棚橋さん:立命館の同窓生の活躍は嬉しい、だからどんどん各方面でアピールしてほしいですね。そしていろんな方々と芋づる式に繋がり、新日本プロレスの仲間にもなってもらいたいです(笑)。在学生の方は、大学4年間って本当に自由で、どう使うかで人生が変わる。学生生活が社会に出た時どう活きるかは分からないものですが、今やっていることがいつか絶対に役に立つ!そう思って、楽しみながら過ごしてほしいです!

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