報告1 |
憲法A |
市川正人教授 |
報告2 |
刑法A |
浅田和茂教授 |
報告3 |
商法Ⅰ |
村田敏一教授 |
報告4 |
民法演習Ⅰ |
松本克美教授 |
報告5 |
民事訴訟法演習Ⅰ |
加波眞一教授 |
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双方向、多方向授業は、授業方法の望ましいあり方として法科大学院設置当初から推奨されてきた。しかし、それに反して、実際の運営の困難さ等を理由に、必ずしも全ての講義で取り入れられているとはいえない。現在では、法律基本科目の1クラス当たりの受講者数が減少し、双方向、多方向授業の導入への条件が整っているかのような面もあるが、他方、学生実態の急速な変化はそれを許さないという評価もある。そこで、現状に適合的な法科大学院の講義、演習の授業方法について、あらためて取り上げることにした。報告者の授業をあらかじめビデオ撮影し、報告はそれを使って行われた。法学未修者の講義科目では、質問方法、質問のための予習課題・復習課題の提示の方法、学生とのやりとりの全体への徹底の仕方等、演習科目については双方向多方向で実施されるのが当然であるが、それをより高度化する観点から、質問方法、解答の指名の方法、パワーポイント使用の是非等、具体的な授業方法にわたり意見を交換した。
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