2006年度・第4回FDフォーラムを開催 |
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■ 2006年11月21日(火)午後6時20分~午後8時10分 ■ 朱雀キャンパス・中川会館202教室 □ 参加者 20名 |
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今回のテーマは、「法的知識・応用力の養成の到達点と課題」ということで、第1回目の新司法試験の結果もふまえて、立命館大学法科大学院における法的知識・応用力養成の到達点と課題をさぐる点に設定されました。 当日は岡本正治教授の司会のもと、上記3名から報告を受け、それぞれの報告につき、活発な質疑がなされました。 到達点としては、法律基本科目、実務基礎科目の要件事実、実務総合演習でA、A+の成績をとっている者は、新司法試験にも対応できる法的知識・応用力も有していると考えられるが、BC評価のものはさらに勉強する必要があるとの意見が出されました。また、既修者の中にも、論点がなぜ論点となっているのかが十分に理解されず、論点ぶつ切り方式の、記憶型勉強にとどまっているものもおり、この点の克服が課題であることなどが指摘されました。 教育内容・方法上の問題としては、演習科目における学生への報告分担の是非(報告者以外は準備を怠らないか)、文章能力や事実の分析能力を養成するための工夫などにつき、実践例も含めて意見交換がなされました。 また、カリキュラム上の課題ともかかわって、現在、立命館大学法科大学院では、行政法科目を既修者認定試験から外しているので、すべて初心者という前提で講義を進めているが、今後受験生の中には学部で行政法を選択するものも増えてくると思われるので、その点をどう教育内容・方法に反映させていくべきかという課題等が提起されました。 |