立命館大学 経営学部

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ゲストスピーカー(特別講師)による特別授業

2022/06/08

「テクノロジーと人間の創意工夫で、まだ見ぬ未来を実現する」 アクセンチュア株式会社 テクノロジーコンサルティング本部関西オフィス 財務・経営管理グループ 統括アソシエイト・ディレクター 富田泰紀氏(特別講師) @情報システム論/依田祐一教授(2022年6月8日)

 世界50か国以上で事業を展開中の大手コンサルティングファームである、アクセンチュアの富田泰紀さんに講義していただきました。富田さんは、立命館大学を卒業後に新卒で同社に入社し、財務・経営管理領域における業務プロセスや改革システム導入などのプロジェクトを多数経験されているそうです。同社は「テクノロジーと人間の創意工夫で、まだ見ぬ未来を実現する」というミッションを掲げており、テクノロジーを用いてクライアントの改革の実現を支援されています。

 同社は、その中でも360゜バリューを大切に、売上や利益といった財務的貢献だけでなく、提供するエクスペリエンスの差別化やサステナビリティ、人材育成など様々な観点からの貢献を実現されているそうです。富田さんが、クライアントの状況や求める機能について議論を重ねる中ですり合わせ、システム導入を通した改革によって360°バリューを実現されていると感じました。

 講義では、基幹システム刷新と経営管理システム構築の2つのプロジェクト事例を伺いました。2つのプロジェクトは規模感が異なっており、それぞれで適切な推進体制やITソリューションを用いてアプローチすることで価値を提供されていました。法人顧客が課題と感じていること、実現したいことをサポートする中で、同社における過去の事例も活かしつつ適切なアプローチをとることができる企業だと感じました。

 富田さんは、デジタルが普及してきたとはいえ、まだ多くの企業ではシステムの刷新などが進められていない場合もあり、そうした企業の支援をできるだけ多くやっていきたいとおっしゃられていました。自身の経験を活かして他社に貢献し、結果的に社会にインパクトを与えようとする姿勢が魅力的に感じ、同時に自分もそのような貢献をしていきたいと感じました。

(文:経営学部経営学科4回生 國仙谷 祐月)