地域活動・ボランティア

地域活動・ボランティア

学内だけでなく地域や海外に向けても活発な生徒活動が行われています。また自分たちでできることを考え、実現していく支援活動も進めており、様々な気づきと刺激を得ながら日々の学校生活へ活かしています。

RIVIO(RItsumeikan Volunteer Information Office:ボランティア局)の活動

RIVIOは、1995年1月の阪神大震災後の復興救援活動から誕生しました。当初、生徒・教職員の有志が個人的に救援活動に参加していましたが、 同年の夏休みに生徒会が「立命館高等学校として組織的な参加」を呼びかけたところ、予想外に多くの参加者を得ました。現地での救援活動を通して、またそれらに携わる多くの人々との交流によって「私たちの学校にもボランティア活動を」、「ボランティアをもっと身近に」という声が高まり生徒会が中心となって同年秋にRIVIO が結成されました。
近年では、自閉症の子供たちをケアするボランティア活動を継続してきました。2011年度、2012年度には東日本大震災における復興支援プロジェクトを本校生徒会とともに立ち上げ、福島県の学校との交流、震災復興支援活動、防災について考える活動などを行っています。

震災支援の活動

2011年度

震災復興支援プロジェクト「Warm Heart」が2012年3月13日(火)、本校記念ホールにて開催されました。第1部は、宮城県石巻市雄勝町で震災復興支援活動に取り組んでおられる立花貴氏にご講演をいただきました。
第2部では、立命館の1年間の取り組みの報告と、保護者による現地支援活動の報告がありました。震災から1年が経過し、私たちが知らないことを知り、私たちにできることを考える機会として、生徒、教職員、保護者、一般の方を含め約350名が参加しました。 第3部では、ハート型のメッセージボードを用意し、震災地の小中高の生徒さんに向けた思いを書き、花びらに貼りました。これらは春休みに震災地へ届けられました。
本校からは3回に分けて震災被災地に教員・生徒を派遣し、現地の状況を知り、わずかながらですがお手伝いをさせていただきました。 理科教育に活用してほしいという、サイエンスフェアに参加する海外の学校からの義援金を福島県のSSH校に橋渡ししました。

2012年度

第1回のWarmHeart実施後、生徒が自主的に活動できることを考え、その実現のために、高校生徒会執行部を中心に計画提案を学校へ折衝してきました。その夏と冬に計16名の高校生を宮城県石巻市へ派遣し、地域の方との交流、仮設住宅訪問や集会所での子どもたちとの交流などを行いました。第2回のWarmHeartでは、石巻での活動でお世話になった方をお招きし、現地で支援活動に携わった方たちとのトークセッション、生徒の活動報告を行いました。現在執行部の中に部署を設置し、学校や学園の補助をいただきながらの活動をしています。

図書委員会の活動「古本市」

中高図書委員会は、毎年文化祭において古本市を企画し、そこでの収益を寄付しています。2011年度には東日本大震災支援の義捐金として35,550円を京都新聞社社会福祉事業団に納めました。昨年度は、「学校図書館げんきプロジェクト」へ51,100円を寄付し、被災地の学校図書館の復興に寄与しました。

エコキャップ回収の活動

生徒会が中心となり、ペットボトルキャップの回収を行っています。回収BOXを設置し回収されたキャップは、洗浄活動を行って業者に送付されます。その代金は、東日本大震災の支援や発展途上国の子供達を救うためのワクチンなどの費用にあてられます。 関関同立の高等学校生徒会で共に取り組んでおり、本校では定期的にキャンペーンを実施し中高で多数のエコキャップを送付しています。

吹奏楽ボランティアの活動

社会連携の一環として、高校3年の選択授業に「吹奏楽ボランティア」を設置し、講座選択者と吹奏楽部OB有志で、吹奏楽演奏を通してのボランティア活動を続けています。保育園、老人福祉施設などでのコンサート活動を年4回程度行っています。

地域清掃の活動

中学ではクラブ委員会が主体となって、地域の通学路清掃活動を行っています。

海外ボランティア研修

本校では、創立100周年を記念して、2005年より毎年海外ボランティア研修を実施しています。日本語と英語の両方であるテーマについてエッセイを作る「国際エッセイコンテスト」を新中2から新高3全員に取り組ませ、その中で選ばれた優秀者がこの研修に参加します。アメリカ、ベトナム、カンボジアなどで、海外の状況を視察するとともに、ボランティア体験をしています。