ニュース

【SSH】3年SSGクラスScience Project Presentation Day(英語による課題研究発表会) 開催

2021.11.01

 10月23日(土)、3年SSGクラス生徒全員を対象としたScience Project Presentation Dayが実施されました。世界19カ国の高校生の研究発表の場となる本校最大の国際科学行事であるJapan Super Science Fair(JSSF)2021 Onlineを間近に控え、緊張感の高まる時期での実施です。
 本校のSSH活動では、国際科学教育の一つのゴールとしてSSGクラス全員が英語での研究発表と質疑応答を目標としています。生徒たちは高校2年生から課題研究に取り組み、独自のテーマを設定し、それぞれ実施した実験に基づいた考察、結論を導き出しました。そのような課題研究の内容の発表は日本語でも難しいものですが、それを英語でこなし、その後の質疑応答にも対応できる力をクラス全員が身に着けることができたと考えています。
 今年度のJSSF はコロナ禍の影響を受けOnlineで実施することになっています。その中で、3年SSGクラスの全員が動画発表または研究議論のディスカッションでのミニ発表を行います。選抜された3組及び国際共同研究に取り組んできた3組がZoomでのライブ発表を行います。今回校内で実施したScience Project PresentationではJSSF前のプレ発表会として、SSGクラスの3年生全員が、第一部でポスター発表を、第二部ではPPTを使用した舞台上での口頭発表を行いました。発表は3会場に分かれて行われ、立命館大学の協力により海外研究生の方々にコメンテーターとして各会場に3~4名ずつ参加いただき、専門的な観点から有益な質問やアドバイスをいただきました。3年生が英語での司会進行も務めました。SSGの高校2年生と、60名を超える保護者の方にもご参観いただきました。
 コロナ禍の影響を受け思うように研究が進まない時期もありましたが、生徒たちはこれまでの成果をPPTにまとめ、英語の原稿を何度も練り、練習を重ねて本番に挑みました。これまで取り組んできた研究を伝えたいという熱意が会場全体の雰囲気を作り、大変有意義な発表会になりました。発表後の質疑応答では、聴衆や海外研究者の方からのさまざまな質問に自分の言葉で答えることができ、3年間の集大成としてふさわしい時間になりました。JSSF本番につながる実り多い取り組みとなりました。JSSFがいよいよ開幕します。これまで学んできたことを大いに発揮してくれることを期待しています。


<感想:高校3年生(抜粋)>

  • 中学2年生の頃から研究を始め、中学3年生とのときに初めて日本語で発表し、高校1年生の9月に初めて海外で口頭発表とポスター発表をする機会をいただきました。それから研究を頑張っていっぱい発表するぞと意気込んでいた半ば、コロナ禍になりこのような機会も少なく、ズームでの研究発表がスタンダードになってしまいました。今回久しぶりの対面での発表で、短い制限時間の中、考察の部分の説明が薄くなってしまったことが心残りですが、これまでの集大成を発揮できたのではないかなと思います。大学や大学院では学会に出る機会も多くなると思うのでこれまで学んだことを活かして、他の人よりも一歩も二歩も進んだ研究発表が大学でできるように頑張りたいと思います。

  • クラスメイトの発表への理解がより深まったし、質問もでき、とても良い経験になりました。今までのJSSFではPresentationの内容が全く分からず、何もできない自分に情けなさを感じていました。今回はJSSFに参加できる最後のチャンスなので、悔しい思いをしないよう、積極的に参加したいと思います。今回の経験を活かし、JSSFのLIVE発表も楽しんで頑張りたいと思ったし何より楽しみです!

  • 去年先輩の発表を聞いたときは意味が分からず感心するだけでしたが、今年はほとんどのことが理解でき、コメンテーターの質問にも答えることができたので成長を感じました。JSSFでは海外生の発表に対して質問ができるように頑張りたいと思います。

  • 今日の発表は、SSGクラスに入ってこの2年間、自分の成長を表すよい節目になりました。いろいろな状況下でスムーズに実験ができないこともありましたが、結果として悔いのない発表ができてとても良かったです。他の人たちの発表もとてもすごくて、改めてSSGで二年間の時間を過ごせてよかったなと思いました。今回の経験は自分の自信にもつながり、今後の私の人生において大きな武器になると思います。素敵な機会をありがとうございました!

  • 課題研究を通して、研究がすごく難しいということを学びました。計画的に研究するのが難しくて、限られている時間の中で、もっとこうすればよかったという思いもあるのですが、最終的にまとまってよかったです。ポスターセッションでコメンテーターの方にInteresting! と言ってもらえたのがうれしかったです。

  • とても緊張しましたが、去年あんなに手の届かないような先輩の立っていた場所に自分も立てるようになったのかと思うと、少しうれしく思いました。JSSFではたくさんの研究を聞き、理解して、たくさんの質問をしたいと思います!

  • 去年より明らかに自分が成長していた。満足度もそうとう高い。JSSFもこの勢いで頑張りたい。


<感想:高校2年生(聴衆として参加:抜粋)>

  • 発表ももちろんすごかったですが、質問をしたり、答えたりするのが私には難しいことなので、とてもすごいと思いました。英語で聞かれたことをパッと英語で返答できるように、私も発表の時には自分の研究についての様々なことをもっと理解しないといけないなと思いました。疑問に思ったことがいくつかありましたが、発表で言ってたかもしれないなとか的外れかもしれないなと思って質問することができなかったのが心残りです。JSSFの研究発表では、絶対に1回以上は質問できるようにしたいです。

  • 今回の発表を聞いて、改めて先輩方はすごいなぁと実感しました。Q&Aのところでコメンテーターが質問してくださった場合、答えられるようにしなければいけないので、まずリスニング力をどうにか伸ばしていかなければいけないと実感しました。来年先輩方のようになれるよう、英語を聞いたり話したりする時間を作るよう意識したいです。

  • 来年自分たちがあの場に立つのだと思うと、とても不安に感じました。でも、それまで準備期間はまだ一年弱残っているとプラスに考えて、たくさん研究を積み重ね、自分たちの研究を深くまで理解し、質疑応答ですぐ答えられるようになりたいと思いました。

  • 英語でも難しいような内容を英語でプレゼンし、クラスメイトや海外の方からの質問にも状況に応じて回答している先輩方を見て憧れた。自分が一年後に先輩方の様に発表できるかとても不安だが、努力してできるようになろうと思った。また、英語力だけでなく、研究を進めていかなければならないと感じた。多方面において力をつけていく必要があると感じた。

  • 今日のプレゼンを聞いていて一番思ったことは、自分たちも来年このレベルのプレゼンができるのかということだった。先輩たちは、どの質問に対しても、的確に答えていてすごいと思った。自分もあのレベルのことができたらいいなと思った。

  • 先輩たちの英語力が高すぎて驚きました。どの研究も興味深くて、中には自分がもともとしたかったテーマと似た研究もあって、面白かったです。自分も来年同じように発表すると思うと不安しかないので、今から英語の勉強を頑張ろうと思いました。


<感想:高校3年生の保護者の皆様>

  • 我が子を含め、同級生たちの発表のレベルの高さに大変感動しました。コロナ禍で各々のストレスの中、日々前向きな学校生活を送ってくれていることと、学べる環境に感謝している様子を見ることができ、嬉しく思っております。

  • 発表では家では見ることの出来ない子供達の成長を見ることができ、とても感動しました。入学前には、日本語でも人前で堂々と話す姿などあまり想像できるものではありませんでした。が、先生方の御指導や周りの方々の協力、そして本人の努力により、人前で堂々としかも英語で発表という素晴らしい姿を見ることができました。貴校で学ばせて頂き、本当に良かったと実感しております。

  • 高校3年間の、そしてSSGクラスの英語での研究発表、質疑応答でのやり取りでびっくりする位の子供達の成長を拝見させて頂き、感激しました。

  • 家での息子からは想像出来ない位頑張ってました。皆さん英語での課題研究、発表、質疑応答まで大変だったと思いますが素晴らしかったです。必ずこの先役に立つ時がくるのでいい経験になったと思います。

  • 相手に伝わる様に工夫し、堂々と発表する姿に、とても成長を感じました。コメンテーターの方からの想定外の質問にもしっかりと答えていて、本当に感心しました。行事の中止が相次いでいた中、参観の機会をもうけていただいたこと、感謝いたします。

  • 生徒みんなの英語力が高くて驚きました。あれだけのプレゼンが出来る能力は、将来がとても楽しみです。素晴らしいプレゼンを観せて頂いて感謝、感激です。

  • コロナ禍で思うように準備が進められず、大変なこともたくさんあったと思いますが、そんなことを感じさせないくらい、誰もが本当に丁寧かつ一生懸命伝えようとする姿に感動しました。

  • どの発表も素晴らしく、皆さんの努力がよく伝わってきました。我が子が英語で質疑応答している姿に成長を実感し、胸が熱くなりました。

news_211101_1

news_211101_2