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フィリピンオンライン研修を実施しました

2022.02.22

 2022年1月26日(水)から29日(土)までの4日間、事前研修3日を含めると計7日間の日程で今年度のフィリピン研修を実施しました。
 本校では2014年に「防災と貧困の撲滅」をメインテーマにSGH(Super Global High School)校に指定を受け、その一環として、そのテーマに対する学びを深める意図から、フィリピン研修をGL生徒を中心に企画運営してきました。研修の前半ではフィリピンのマニラ市を訪れ、スモーキーマウンテン(ゴミの山)やトンド地区という都市スラムでの生活を余儀なくされている人々と交流し、現地での彼らとの議論や意見交換を通して、彼らの現状について学びを深め、その解決策や現状打開案などの意見交換や提案などをしてきました。また、研修の後半部分では、レイテ島タクロバンにある本校の教育協定校のフィリピン・サイエンスハイスクール・イースタンビサヤス・キャンパスを訪れ、現地でのホームステイを通して、自然災害の脅威とそれを克服してきた人々の経験や生き方に触れ、災害とその防災に対する自らの意識の向上と現地の人々への共感と支援の在り方を学びとしてきました。
 2020年度及び今年度は残念ながらオンライン開催となりましたが、本校のマニラでの活動を支援していただいている、認定NPO法人アクセス様のご尽力で、オンラインではありますが実際に現地を訪れたときと同じような豊かな体験をさせていただけたことは参加した生徒たちにとってとても大きな学びとなりました。今回は、本校に来ているフィリピン人の留学生も本校生徒と混じって参加し、自身の経験や考えを共有してくれました。このことも皆の学びを深めることに大いに役立ったと思っています。
 今回は本校生徒11名(全員1年生)と留学生徒2名(マレーシア人とフィリピン人)が参加し現地のフィリピン人ボランティアや現地スタッフ及びフィリピン大学の生徒とすべて英語で交流したことも、本校生徒たちにとっては大いに自信となったことでしょう。研修概要は以下の通りです。
※ 2013年11月4日、強烈な台風ヨランダが本校の交流校(フィリピンサイエンスハイスクール・イースタンビサヤスキャンパス)があるフィリピン・レイテ島を直撃し、数万人規模での被災者を出しました。

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