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【SSH】マリンチャレンジプログラム2023関西大会にて本校生徒が発表

2023.09.20

 8月11日(金)に「マリンチャレンジプログラム2023関西大会〜海と日本PROJECT〜」に参加しました。この大会は「海洋・水環境」をテーマに近畿・東海地方から集まった採択8校による研究発表を行い、翌年の全国大会への出場者を決定するものです。
 本校からはSSGクラス3年生の2人がエントリーしました。テーマは「効果的な形状かつ海の生態系を守る人工リーフの実用化に向けて」です。彼らは昨年度この大会に出場した先輩方のテーマを引き継ぎ、さらに深くまで研究を進めています。
 本大会に向けてBKC(立命館大学びわこ・くさつキャンパス)を訪問し、大学の設備をお借りして実験をしたり、人工リーフのモデルとして用いるブロックを、コンクリートを練って自ら成形したりと、情熱をもって取り組んできました。
 口頭発表では緊張しながらも時間通りにプレゼンテーションを行い、質疑応答にも自信をもって回答していました。惜しくも上位3校に食い込むことはできず全国大会には進出できませんでしたが、運営の方からは高い評価をいただきました。口頭発表の後にはポスターセッションもあり、他校の生徒や教職員の方々と互いの研究内容について語り合うことで大いに刺激を受けたようでした。
 生徒たちは、限られた時間の中で発表内容を取捨選択する難しさを改めて感じたように見えましたが、それも内容が濃いが故のことで、日ごろの努力の証であると思います。またポスターセッションでの様子は、他校の生徒と研究を通して仲良くなることで彼らの世界がより広がったように感じました。ここに至るまでの過程も含めて、生徒がより大きく成長する姿を見られたことを嬉しく思いました。

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<参加生徒の感想>
■  結果として次の全国大会に繋がらなかったものの、自分たちにとって今回が初の対面の研究発表会で、堂々と発表することができ、またたくさんの方に知ってもらえて、とても良い経験になりました。今後もこの研究課題を追求するとともに、私たちが取り組んでいることをより多くの方に知っていただくため、発表をしていこうと思います。

■  全国大会に届くことはなかったけれど、自分たちの中で満足のいく発表はできたと感じていて、ポスター交流では大学の先生や専門家の方々にアドバイスをいただくことができてとてもよかった。4月から発表に向けての研究・準備を続けてきたけれど、仮説通りにうまくいくこともあれば、時には仮説通りの結果が出ずに立ち止まってしまい、なかなか解決策が浮かばずに苦しむこともあった。しかし、研究の楽しさや難しさなど様々なことを経験することができたと思う。