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中国大連市第二十四中学にて科学研修を実施

2013.10.10

2013年9月23日~27日 実施

9月23日~27日、大連市第二十四中学における科学研修へ生徒2名が参加しています。このプログラムは、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の科学技術人材育成重点枠事業として、連携校である大阪府立千里高等学校と共同での派遣事業です。大連二十四中は大連市のトップ高校で、科学教育や国際教育が重視されている学校です。

大連二十四中は、高校だけの3学年の学校で、各学年500名、その内、60名が国際クラスです。国際クラスの授業はすべて英語で行われています。授業は、朝は7時30分から始まり、6時30分に終わります。1日に8時間の授業が組まれ、その間に、運動の時間、昼寝の時間、自習時間等が入ります。3年生だけは夜の8時30分まで授業が組まれています。生徒も先生もたいへんフレンドリーで、温かい歓迎を受け、楽しく研修を行えています。参加生徒達は、この学校の生徒のお宅でホームステイをさせていただいています。

研修1日目と2日目、生徒達は国際クラスの授業に参加させていただきました。数学、物理、化学等の科学授業の他、英語やビジネス等の授業も経験しました。

研修3日目の25日は校外研修です。大連理工大学では立命館大学情報理工学部と共同で立ち上げた国際ソフトウェア学科の施設を見学させていただき、大連理工大学で教えておられる立命館大学情報理工学部の糸賀裕弥先生ともお会いさせていただきました。大連ソフトウェアパークでは、谷口惠様よりパークの仕事についてお話をいただきました。私達の日常生活に関わった多くの情報がオンタイムで大連で処理されているということに驚きました。パナソニックソフトウェア大連では、社長の三村義祐様からいただいた「私は大連では中国の人間として頑張っている。若い皆さんには、国や民族に関わらず、誰とでも仕事が出来る能力を身につけてほしい」という言葉にはたいへん重みを感じました。

この後、あと2日間、授業や校外学習が続きます。参加した生徒達には多くの友達を作り、様々な経験をして大きく成長してくれることを願っています。