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2020年08月のニュース
2020.08.21
アシックススポーツコンプレックス㈱と後藤教授の共同研究:コラムの掲載
アシックスジャパン株式会社と学校法人立命館は、スポーツを通じた地域社会、教育研究、国際社会の発展を目的とし、スポーツの大衆化や研究・開発、スポーツを通じて未来を支える人材育成に向けた連携・協力をすすめるため、両者による包括的連携交流協定を締結しています。
https://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=911
その包括的連携交流協定の一環として、スポーツ健康科学部の後藤一成教授がアシックスジャパン株式会社及びグループ会社である「アシックススポーツコンプレックス株式会社」と技術指導契約を結んでおり、後藤教授による連載コラムがスタートしました。低酸素トレーニングに関する最新の知見や可能性に関するコラムですので、皆さん、どうか楽しみにして下さい。
2020.08.21
本研究科博士課程前期課程1回生杉本岳史さんの研究が「Physiological Reports」に原著論文として掲載されました。
スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程1回生 杉本岳史さんのスポーツ健康科学部・同研究科同研究科橋本健志教授、伊坂忠夫教授、菅 唯志助教、塚本敏人助教と共同で取り組まれた研究論文が「Physiological Reports」に原著論文として掲載されました。
この研究論文は、20分間の中強度自転車運動を20分間の休息を挟んで、2セット行う間断的運動が、40分間継続して行った中強度自転車運動と同程度に運動後の認知機能(とりわけ実行機能)を改善させることを明らかにしました。また、本研究の結果では、間断的運動条件の2セット目の主観的運動強度が、継続的運動条件中の後半20分間よりも低値を示すことを明らかにしました。運動中の主観的運動強度が低いこと(つまり、より楽に感じること)は、運動の継続性を高めると考えられています。したがって、間断的運動は継続的運動よりも高い運動継続性を伴って、認知機能の維持・増進において有効な運動様式である可能性が示唆されました。
Takeshi Sugimoto, Tadashi Suga, Hayato Tsukamoto, Keigo Tomoo, Kento Dora, Takeshi Hashimoto, Tadao Isaka. Effect of repeated bouts versus a single bout of moderate-intensity exercise on postexercise inhibitory control. Physiological reports, 2020.
2020.08.21
本研究科博士課程前期課程1回生杉本岳史さんの研究が「Medicine and Science in Sports and Exercise」に原著論文として掲載されることが決定しました。
スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程1回生杉本岳史さんのスポーツ健康科学部・同研究科橋本健志教授、伊坂忠夫教授、菅唯志助教、塚本敏人助教と共同で取り組まれた研究論文が「Medicine and Science in Sports and Exercise」に原著論文として掲載が決定しました。
この研究論文は、15分間の歩行運動中に下肢の血流制限を伴いながら行うことで、通常の歩行運動よりも運動直後の認知機能(とりわけ実行機能)を改善させることを明らかにしました。この結果は、血流制限下歩行運動が通常歩行運動よりも乳酸産生を亢進させるとともに、一酸化窒素やノルアドレナリンの増加を基軸として脳の活性化を促し、実行機能を改善させうる可能性を示唆するものです。血流制限下歩行運動は、低強度かつ短時間で行えることから、高強度や長時間の運動を行うことが困難な高齢者や有疾患者でも比較的に実施しやすいことから(ただし、血流制限を伴うことから、安全に行うための適切な処置が必要とされます)、このような対象者における認知症の予防効果が期待できます。したがって、血流制限下歩行運動は、認知機能の維持・改善に有効な運動方策の1つとして役立つことが考えられます。
Takeshi Sugimoto, Tadashi Suga, Keigo Tomoo, Kento Dora, Ernest Mok, Hayato Tsukamoto, Shingo Takada, Takeshi Hashimoto, Tadao Isaka. Blood flow restriction improves executive function following walking. Medicine and Science in Sports and Exercise, 2020.
https://doi.org/10.1249/MSS.0000000000002446
2020.08.21
本学部3回生友尾圭吾さんの研究が「Physiological Reports」に原著論文として掲載されました。
本学部3回生友尾圭吾さんが、同学部・同研究科菅 唯志助教、塚本敏人助教、橋本健志教授、伊坂忠夫教授らと共同で取り組まれた研究論文が「Physiological Reports」に原著論文として掲載されました。
この研究論文は、高強度レジスタンス運動と同一の総仕事量(強度x回数)を用いた低強度レジスタンス運動が高強度レジスタンス運動と同程度に運動後の認知実行機能を改善させることを明らかにしました。
これまでにレジスタンス運動後の認知実行機能の改善程度は、低強度運動よりも高強度運動が高いことを本研究グループが明らかにしています(Tsukamaoto et al. PLoS One, 2017)。本研究では、レジスタンス運動誘発性の認知実行機能の改善程度は、単に運動強度に依存するのではなく、運動に用いる総仕事量も重要なトレーニング変数であることを示唆しました。高強度レジスタンス運動は、高齢者や有疾患者に施行することがしばしば困難です。本研究の結果は、低強度レジスタンス運動であってもそれに用いる総仕事量を増加させることで、効果的に認知実行機能を亢進できることを示唆しており、脳機能の維持・改善に効果的な運動処方を開発する上で重要な知見を提供し得たと考えられます。
Tomoo, K., Suga, T., Sugimoto, T., Tanaka, D., Shimoho, K., Dora, K., Mok, E., Matsumoto, S., Tsukamoto, H., Takada, S., Hashimoto, T., & Isaka, T. (2020). Work volume is an important variable in determining the degree of inhibitory control improvements following resistance exercise. Physiological Reports, 8(15), e14527.
https://doi.org/10.14814/phy2.14527

