本研究科では、下記のような流れで研究指導を行っています。
〈例:4月入学者〉
1回生
春学期
1回生
秋学期
- 「R02-研究基礎論2」履修
- 構想発表会(ポスターセッション発表形式)
- 研究指導教員の希望申請・決定(1月頃)
2回生
春学期
- 「R03-課題研究演習Ⅰ」履修
- 年間研究指導計画書(2年次)の提出
- 副指導教員の決定
- 長期履修生の場合は履修計画に応じてスケジュールを決定します。
研究指導における主要なステップの内容は、下記の通りです。修了要件はこちらを確認してください。
「研究基礎論」
1年次に全員が履修する科目で、先行研究の読み方、研究課題の設定の仕方、研究倫理、研究テーマの絞込みと研究方法の選択などを扱い、大学院での研究を行う上での基礎力涵養を目的としています。
「課題研究演習」
2年次以降に履修する必修科目です。ゼミ形式のクラスで、受講生の研究課題に沿って研究指導を行ないます。教員の指導を受けながら、自らが選択した研究課題を追求し、最終的には「修士論文」もしくは「特定課題研究の成果物および添付する報告論文」として研究成果をまとめます。
研究指導計画書
院生の研究課題と研究計画(概要)に基づいて、教員が指導計画を示すもので、入学直後と2年次開始時期に作成することになっています。1年間、どのように研究を進めるかを決定する重要なものです。
構想発表会
構想発表会は1年次の科目履修、研究計画を踏まえて、修士論文等としてまとめる予定の研究テーマについて発表する場です。ポスターセッション方式で実施し、コースに関係なく、研究科の全教員からアドバイスを得ることができます。構想発表会での発表を経て、2年次の研究指導教員の希望申請を行います。
中間報告会
中間報告会は2年次の中間地点で、それまでに進めてきた修士論文等の内容を報告するもので、小教室でのプレゼンテーション方式で実施します。日常的に指導を受けている主たる指導教員以外に、副指導教員や他の教員から広く批評を受けることによって、不十分な点を補強することを目的としています。
「修士論文」・「特定課題研究の成果物および添付する報告論文」
修士課程での研究成果について、本研究科では論文だけでなく、教材開発やデータ集作成など多様な成果物を認めています。院生は指導教員との相談の上、研究成果を「修士論文」、もしくは「特定課題研究の成果物および添付する報告論文」のいずれでまとめるかを決定します。それぞれの特性にあった評価基準が設けられていますが、「特定課題研究の成果物および添付する報告論文」の場合は教材・資料・コンピュータプログラムなどの「成果物」を主たる評価対象とし、成果物について論じた「報告論文」と合わせて総合的に評価します。
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