教育・研究内容

各種プログラム

実践的なプログラムが多いことも本研究科の特徴です。講義科目の履修や研究活動で修得した最新の理論を応用する機会として以下のプログラムを提供しています。

学校インターンシップ・学校ボランティア・教育サポーター

英語教員をめざす院生を対象に、京都府立山城高等学校との協定に基づき、「E08-英語教育インターンシップ」を開講しています。週1回、英語授業のサポートや教育活動の実地体験などを行なうもので、最新の理論がどのように教科指導の現場で活用されているか、どのような生徒指導やクラスルーム運営がなされているかなど、1年かけて観察することができ、さらに生徒の成長も体感できる貴重な機会となっています。
また、単位認定は行いませんが、英語教員の補助を行う「学校ボランティア」や留学生を対象として日本語教育・異文化コミュニケーションの指導補助を行なう「教育サポーター」も実施しています。

日本語教育実習

日本語教育学コースでは、「J13-日本語教育学演習(日本語教育実習)」において、国内外の日本語教育機関での教育実習(国内2週間、海外3週間)の機会を提供しています。事前指導を経て参加する教育実習では、授業見学、教材の選定や教案の作成、そして実際に授業を担当する教壇実習を行い、実際の日本語教育現場での実践を通して、それまで学んできたことの理解を深め、教育技術を高めることができます。また、事後指導では、教壇実習のビデオや教案などを討論し、実習期間中に吸収したことをより確実なものにします。
現在、国内では立命館アジア太平洋大学、京都日本語学校、京都文化日本語学校、海外では中国の大連外国語大学、深圳大学、韓国の嘉泉大学、台湾の長栄大学、ベトナムのホーチミン市師範大学、オーストラリアのグリフィス大学などの大学での実習を行っています。

  • 日本語教育学コース院生のみ参加が可能です。

多文化共生をめざした日本語支援活動

「すきやねん にほんご」は、衣笠キャンパス近隣地域の住民や立命館大学の留学生などを対象に、院生が 一人の市民として対等な立場で日本語の支援をしながら学んでいく互恵的な活動です。活動は、基本的に院生によって主体的に運営され、対象者のニーズに応じた日本語のサポート、多言語多文化交流などを行っています。参加者すべてがお互いの長所を活かしながら協働的に学び合い、支援する・支援されるという関係性を越えた活動、院生同士で工夫しあい、一人ひとりの学習者に向き合いながら進める活動をめざしています。また、それらの活動について、授業等で省察し、課題について改善を加えながら実践を進めます。

  • 従来研究科で開講してきた海外協定大学におけるTESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)プログラムは2026年度以降の実施見通しが未定となっています。決定次第本サイトでお知らせします。開講不可になることも十分考えられますのでその点ご留意ください。